MM総研は、2005年9月末時点のブロードバンド回線事業者における加入者数の調査結果を公表した。同調査によると、ADSL/FTTH/CATVインターネットをあわせたブロードバンドサービスの加入者総数は2,137万件で、2,000万件を突破した。
同調査によれば、ADSLの加入者数は2005年9月末で1,426万5,300件で、2005年6月末より56万4,300件の純増となった。事業者別のシェアではYahoo! BBが34.9%で1位となり、以下NTT東日本が20.8%、NTT西日本が18.3%、イー・アクセスが13.1%、アッカ・ネットワークスが9.1%となった。シェアの増減では、2005年3月末と比較してNTT西日本が1.0ポイント増加したほか、NTT東日本が0.1ポイント増となったが、Yahoo! BBは変化がなく、イー・アクセスが0.4ポイント減、アッカが0.3ポイント減となり、NTT西日本のシェア拡大が顕著に見られる結果となった。
FTTHの加入者数は、2005年9月末で394万1,000件で、2005年3月末の加入者数が266万2,000件であったことから、半年間で加入者数が1.5倍まで増加したことになる。事業者別シェアでは、NTT東日本が33.0%で1位となり、以下NTT西日本が26.8%、ユーズコミュニケーションが9.6%、ケイ・オプティコムが7.7%、その他が22.9%となった。
CATVの加入者数は、2005年3月末で316万件。300万件を突破したが、FTTHの加入者数を下回る結果となった。2005年3月末の加入者数は294万人で、半年間で22万件の増加に止まっている。
MM総研では、ADSL/FTTH/CATVの3サービスの合計加入者数は、2005年度末には2,340万件、2006年度末には2,775万件、2007年度末には3,300万件に増加すると予測している。
■ URL
MM総研
http://www.m2ri.jp/
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(大久保有規彦)
2005/11/29 17:34
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