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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
東京ゲームショウ来場者調査、ネットワークゲームのプレイ経験は48%

ネットワークゲームのプレイ経験
 社団法人コンピュータエンターテイメント協会(CESA)は30日、東京ゲームショウ2005(TGS2005)の来場者を対象にした「『東京ゲームショウ2005』来場者調査報告書」を公表した。

 公表された来場者調査報告書は、TGS2005に来場した10歳~49歳までの個人を対象にしたもの。9月16日~18日までの開催期間のうち、9月18日10時から17時に実施され、アンケート方式は自記式。有効票本数は1,084人で、男女比率は男性が80.4%、女性が19.6%。年齢層比率は10~12歳が4.2%、13~15歳が7.9%、16~18歳が14.1%、19~24歳が29.8%、25~29歳が19.6%、30~39歳が18.7%、40~49歳が5.6%。平均年齢は24.2歳だった。

 調査報告書のネットワークゲームに関する項目を見ると、ネットワークゲームのプレイ経験は前年調査から5.8ポイント増加の48%。内訳は「現在、継続的に遊んでいる」が25.7%、「過去に遊んだことがある」が22.3%と、どちらも前年から上昇傾向にある。一方で、「関心があるが遊んだことはない」が36.6%と比率としては最も多く、「遊んだこともないし関心もない」が14.9%だった。

 ネットワークゲームのプレイ経験がある回答者521人と、このうち現在も継続的に遊んでいる279人を対象にした質問も行なわれた(いずれも複数回答方式)。現在も継続的に遊んでいる回答者のアンケート結果を見ると、プレイ場所は自宅が93.2%と1位。以下は複合カフェが20.8%、ゲームセンターが19.0%とほぼ同等の数値を示した。

 使用するプラットフォームは「パソコン」が79.9%で、次いで「プレイステーション2」の31.2%、「ドリームキャスト」の12.9%、「ゲームキューブ」の7.9%、「Xbox」の5.0%と続く。また、プレイするジャンルは、「MMORPG」の69.2%と「オンライン多人数対戦ゲーム」の39.4%が高い数値を見せたほか、「Webブラウザゲーム」の19.4%、「戦略シミュレーション・ストラテジー」が12.5%、「FPS」が12.2%だった。

 決済方法は、「プリペイドカード型電子決済」が36.9%と、「クレジットカード」の30.1%を上回った。以下はISP決済が9.0%、コンビニ払いが7.9%、自動引き落としが5.7%と続いている。なお、過去にプレイ経験があるユーザーを含めた回答割合についても、現在継続的に遊んでいるユーザーと大きな開きはない。

 一方で、ネットワークゲームをプレイしたことがない回答者558人に対して、その理由に関する質問が行なわれた(複数回答方式)。回答では「通信費・利用料金が高い」のを挙げるユーザーが43.0%と最も多く、以降は「手続・設定が面倒」が32.6%、「通信環境が整っていない」が32.3%、「時間がかかりそう」が26.5%と、実際にプレイするまでの環境構築をあげるユーザーが多いことが伺える。

 このほか、全回答者を対象にアバターに関する質問があった。結果は「アバターそのものを知らない」と回答した割合が39.9%が1位で、次いで「知っているが、関心はない」が29.8%だった。一方、「関心がある」割合は26.2%で、内訳は「現実のお金を払ってでも欲しい」が4.2%、「払ってまでは欲しくない」は22.0%となっている。


ネットワークゲームのプレイ場所 ネットワークゲームで遊んだジャンル

関連情報

URL
  「東京ゲームショウ2005」来場者調査報告書(PDF)
  http://report.cesa.or.jp/book-list/tgs/TGS2005.pdf
  CESA ゲーム関連調査報告書
  http://report.cesa.or.jp/

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(村松健至)
2005/11/30 16:35
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