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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
東芝テック、同軸ケーブルでIEEE 802.11aの無線LANを構築できる新技術

漏洩同軸ケーブル
 東芝テックは、ケーブルを利用して無線LANを構築する技術を開発した。2004年4月をメドに商品化を行ない、同社のPOSシステムと合わせて提供していくという。

 今回発表された技術は、外部にスロットと呼ばれる穴を設けた漏洩同軸ケーブルを利用し、ケーブル全体を無線LANのアンテナとして機能させるというもの。無線LANの方式はIEEE 802.11aを採用することで、電子レンジなどの電波干渉も受けないとしている。

 IEEE 802.11aは一般的に広く普及するIEEE 802.11bに比べて電波の到達距離が短いが、漏洩同軸ケーブルはアクセスポイントと比較して遠距離でも減衰しにくい特性を持ち、加えてケーブルによる取り回しを行なうことでアクセスポイントを設置する方式よりも電波が届かない不感エリアを少なくできるという。

 その他の特徴としては、ケーブルを天井裏に敷設することで店舗の美観を損なわず無線LANエリアを構築できるほか、無線LANアクセスポイント本体の設置数が従来より少なくてよい、配線工事や保守が簡単であるなど、コストの面でも優れているという。無線LANの方式はIEEE 802.11aに限らず、東芝テックではIEEE 802.11gにも対応可能だとしている。


設置イメージ IEEE 802.11a対応アクセスポイント1台での通信エリア比較

関連情報

URL
  東芝テック
  http://www.toshibatec.co.jp/


(甲斐祐樹)
2003/04/14 16:51
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