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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
博報堂調査、2006年はブログやSNSで自己活性化する“放電生活者”が登場

放電コミュニケーションのイメージ
 博報堂生活総合研究所は14日、2006年の生活者動向を予測する「2006年版生活予報」を発表した。

 2006年度版生活予報は、首都圏40km圏と京阪神20km圏の15歳から59歳までの高校生以上の男女1,500人を対象に、9月29日から10月3日にかけて実施したWeb調査の結果をまとめたもの。それによれば、インターネットや携帯電話の普及にともない、生活者の情報環境は10年間で大きく変わり、「テレビ」「人」「パソコン」が生活者の3大接触メディアになりつつあるという。

 加えて、ブログやSNSといった新しいコミュニケーションツールの登場により、生活者が世の中と双方向にコミュニケーションが可能になったと指摘。同研究所は、これらが従来のコミュニケーションとは違う性格を持っているとし、新しいコミュニケーション形態を「放電コミュニケーション」と命名。放電コミュニケーションを行なっている「放電生活者」は、新しいコミュニケーション回路を持つことで生活そのものを活性化させていることもわかったとしている。

 調査では、「ブログやSNSへの書き込みもしくはホームページの更新のいずれかを週1回以上」行なっている生活者を「放電生活者」、「今は行なっていないが、上記のいずれかを行ないたい人」を「放電生活者予備軍」、それ以外を「非放電生活者」と分類。これらの比率は、放電生活者が22.1%、放電生活者予備軍が23.7%、非放電生活者が54.1%となり、放電生活者は男性が58.4%で、年齢構成比では20代の35.5%が最も多かったという。

 そして、放電生活者は放電コミュニケーションをはじめたことで、世の中からの反応に刺激を受け、生活の中のちょっとした発見を進んで収集することで活性化された自分を発見しているとした。なお、属性別に放電コミュニケーションを行なった場合の生活変化についても紹介されており、放電生活者の比率が高い男性の20代・30代では「情報格差による階層化社会」をイメージし、「積極的に自分を世の中に開示する企業風土ブログや、時差や距離の差を活用するダブルオフィスワーカーが生まれる」と予測している。

 このほか、生活者の将来の情報化社会イメージについても質問が行なわれた。回答では、情報化社会の進展により「明るい」「楽しそう」「世の中が多様化する」といった意見が挙がった一方で、「人間関係の希薄化」「不安」「競争が増える」との意見も高い数値を示した。


放電生活者の割合と年代別放電生活者の割合

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URL
  ニュースリリース
  http://www.hakuhodo.co.jp/news/directNews.html?2005&20051214_0

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(村松健至)
2005/12/16 16:12
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