ソニーは、DTCP-IPやWindows Media DRM 10をサポートした無線LAN機能搭載のネットワークプレーヤー「ルームリンク VGP-MR200」を2006年春に発売する。オープンプライスで、店頭実売価格は25,000円前後となる見込み。
VGP-MR200は、IEEE 802.11gの無線LAN機能と、100BASE-TX×1ポートの有線LANインターフェイスを搭載したネットワークプレーヤー。本体デコーダチップには、Sigma Designs社の「EM8620L」を採用。VAIO向けのホームネットワークソフト「VAIO Media 5.0」と連携し、VAIOに保存した映像や音楽、画像をネットワーク経由で再生できる。また、DLNAにも対応を予定する。
新たにDTCP-IPやWindows Media DRM 10をサポート。DTCP-IPにより、VAIO Media 5.0連携時にはVAIOに保存したデジタル放送番組の視聴が可能になるとともに、Windows Media Connectとの連携時には、ソニースタイル・ジャパン運営の動画配信サービス「Moviesquare」などでダウンロード購入したWindows Media DRM 10対応コンテンツを視聴できる。なお、デジタル放送のネットワーク経由での視聴は有線LAN接続時に限られる。このほか、VGP-MR200では、早送りや早戻し時にスピード段階を表示するアイコンが画面上に表示されるようになった。
また、VAIO Media 5.0利用時にはWMVおよびWMAの直接再生にも対応。それ以外にVAIOから再生可能なファイル形式は、動画がMPEG-1/MPEG-2/WMV/DV-AVI/HDV/DivX(DivXは動作保証外)、音楽がATRAC3/ATRAC3plus/WAVE/MP3/WMA、画像がJPEG/GIF/PNG/TIFF/BMP。また、DLNA対応機器に保存したファイルではMPEG-2/WAVE/JPEGが、Windows Media Connect利用時ではWMV9/WMA9/WMA Proがそれぞれ再生できる。