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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
NTT東西、フレッツサービスで請求ミス。ユーザーには返金を実施

 NTT東日本および西日本は、Bフレッツやフレッツ・ADSLなどのフレッツサービスで、誤った内容の請求を行なっていたことを明らかにした。東西とも実際より多く請求を行なっていたユーザーに対しては返金を行なうほか、NTT西では少なく請求していたユーザーに対する差額の請求は行なわないという。

 両社とも誤請求の原因はユーザー情報を登録している「お客様情報システム」と、ユーザーへ料金を請求するための「料金請求システム」によるもの。ただし、NTT東はお客様情報システムと料金請求システムを連携しており、連携の不具合のために解約ユーザーに対して料金を請求していた。これに対し、NTT西では両システムへ情報を別々に入力しており、データ入力のミスがあったために発生したという。

 そのため誤請求の対象も異なり、NTT西ではフレッツ・ISDN、フレッツ・ADSL、Bフレッツのユーザーが対象だが、NTT東はフレッツ・ADSLおよびフレッツ・ISDNを解約したユーザーのうち2002年2月以前より利用していたユーザーが対象で、Bフレッツおよびフレッツ・ADSLで電話回線を共有しないタイプ2は含まれない。

 誤請求の件数は実際よりも多く請求していた事例の場合、NTT東がフレッツ・ADSLで62件、フレッツ・ISDNで51件の合計113件、NTT西が全体で1,585件。少なく請求していた事例はNTT東がフレッツ・ADSLのみで138件、NTT西が全体で1,945件となる。

 NTT東では件数もそれほど多くなかったために、料金を多く請求していたユーザーへの返金、少なく請求していたユーザーへ追加料金を請求するための個別説明といった対応をすべて終了しているという。NTT西では実際より多額の請求を行なっていたユーザーについては同様に返金を行なうほか、少なく請求していたユーザーについてもユーザーに継続利用の意志を確認したうえで5月利用分より正式料金の徴収を実施、誤請求期間の差額については請求を行なわないという。

 ユーザーに対して実際よりも多額の請求を行なっていた事例の誤請求総額は、NTT東がフレッツ・ADSLで237万円、フレッツ・ISDNで134万円の合計371万円。NTT西が総額で約1,400万円としている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(NTT東日本)
  http://www.ntt-east.co.jp/release/0304/030425.html
  ニュースリリース(NTT西日本)
  http://www.ntt-west.co.jp/news/0304/030425.html


(甲斐祐樹)
2003/04/25 15:00
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