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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
HUE、MMORPG「グラナド・エスパダ」のオープンベータを4月14日に開始

 ハンビットユビキタスエンターテインメント(HUE)は31日に発表会を開催し、MMORPG「グラナド・エスパダ」のオープンベータテスト「新大陸開放令 布告!!」を4月14日17時に開始すると発表した。これに先駆けて3月31日14時からクライアントの先行ダウンロードを実施する。


キャラクターボイスやスクワッドシステム、PvPを新たに実装

スクワッドシステム

最大36キャラクターが参加できる
 3月26日まで実施された最終クローズドベータテスト「Progressive Test」を含め、3回に渡って実施されたクローズドベータテストを踏まえて開始される今回のオープンベータテストでは、大規模な同時接続状況下でのサーバーの安定性検証、ユーザーからの意見をフィードバックしてゲームの精度を高めていくのが目的。オープンベータ時の提供ワールド数は10ワールドを予定するという。

 オープンベータテストでは合わせて、「キャラクターボイス」や「スクワッド(分隊)システム」、通常フィールド上での「PvP(対人戦)システム」などが実装される。このうち、キャラクターボイスはNPCを含めた31キャラクターに235種類の音声を実装。これらは、移動時やスキル使用時に発せられることとなる。

 スクワッドシステムは、既存MMORPGのパーティシステムに準じたもの。グラナド・エスパダでは1ユーザー(家門)は3人までキャラクターが作成可能で、同システム利用時には12家門、最大36キャラクターのパーティーを組むことができ、構成員には支援効果スキルが適用される。また、攻撃貢献度によるアイテムの優先配分権があるほか、獲得した経験値は参加キャラクター数や攻撃付加ダメージ量に応じて配分されていく。加えて、チャットメニューにスクワッド用のチャット機能も追加される。

 通常フィールド内で可能になるPvPシステムは、対戦を申し込みたい相手にマウスカーソルを持って行き、右クリックを行なうとPvPの申請が行なわれる。申請を受けたユーザー側にはポップアップ画面で受諾可否が問われ、申請を受けた場合にはPvPゾーンへと移動する。

 このPvPで特徴的なのは、30秒間ユーザーが返答しなかった場合に非戦闘地域と、戦闘地域によって処理が異なる点だ。具体的には非戦闘地域では申請が解除されるが、戦闘地域では申請を自動で受諾する。このため、仮に戦闘地域上にキャラクターを配置したユーザーがチャットや他の要因で返答ができない場合でも、自動でPvP申請を受諾してしまう形になる。HUEではこの点に関して、「現時点ではテスト段階ということもあり将来的には変更になる可能性もある」と説明していた。

 オープンベータテスト開始時には加えて、新規クエストおよびミッションが約11種類追加されるとともに、クローズドベータテスト期間中にユーザーから寄せられた意見を踏まえた、ユーザーインターフェイスの改善も実施される。


PvP受諾後はPvPゾーンへと自動移動する PvP概要

プレイヤー間のアイテム売買システムなども順次実装を予定

個人商店システム概要。クエストやミッションを達成することで取り扱いアイテム数を拡張できるようだ
 オープンベータテスト開始後には、プレイヤー間でアイテムの売買が可能になる「個人商店」システムを実装予定。商店で売買可能なアイテム数は初期で4アイテムに限定されるが、クエストやミッションなどを通じて8個アイテムまで拡張が可能となっている。このほか、「党vs党バトルシステム」、「エンチャントシステム」、新規ダンジョンをオープンベータテスト期間中に随時追加していく。

 オープンベータテストは4月14日17時に開始を予定。また、前日13日20時からはゲーム中で使用する家門名を優先登録できる「家門名先取りキャンペーン」が開催される。なお、3月31日14時の公式サイトリニューアルとともに、クライアントソフトの先行ダウンロードが開始された。ただし、Progressive Testのクライアントも引き続き利用可能で、参加ユーザーはクライアントを改めてダウンロードする必要はないという。

 HUEはまた、CS番組「キッズステーション」と動画配信サイト「アニスタ.TV」において、同タイトルの情報番組「Granado Espada Walker ~グラナド・エスパダの歩き方~」を4月から6月までの3カ月にわたって放送する。パーソナリティは声優の野川さくらと井ノ上奈々。

 このほか、ソースネクストとの販売提携により、家電量販店やコンビニエンスストアでパッケージ版の販売も予定する。具体的な発売日や価格は未定だが、通常パッケージに加え、オリジナル・サウンド・トラックを同梱したプレミアムパッケージの2パッケージを展開するという。


オープンベータテストに実装されるその他の項目 情報番組「Granado Espada Walker」のパーソナリティには野川さくらと井ノ上奈々を起用

HUEのキム・ヨンマン代表取締役CEO
 発表会ではHUEのキム・ヨンマン代表取締役CEOから、2月14日に先行してオープンベータテストを開始した韓国の現状や日本での展開について抱負が語られた。キム氏は韓国「ゲームMECA」調査による「ネットカフェにおける時間帯別占有率ランキング」におけるMMORPGジャンルで2位、GAMETRIX調査で4位を記録していると、好調さをアピール。加えて、同タイトルのライセンス契約数は世界12カ国で合計2,000万ドルに達するとした。

 その上で同氏は、「グラナド・エスパダはゲーム本来の持つ面白さや楽しみ方を実現したタイトル。日本のユーザーにも、その楽しさや面白さが受け入られると確信している」と自信を示した。


関連情報

URL
  グラナド・エスパダ 公式サイト
  http://www.granadoespada.jp/

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(村松健至)
2006/03/31 17:05
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