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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
BIGLOBE、ボット感染者へのサポートなど迷惑メール対策を強化

 BIGLOBEは29日、ボットによる迷惑メール対策の実施を発表した。BIGLOBE会員でボットに感染していると思われるユーザーへのサポートを行なうほか、1日あたりのメール送信数の制限、Outbound Port 25 Blocking、送信ドメイン認証などを順次実施する。

 BIGLOBEでは、ウイルスの一種であるボットによりユーザーのPCが乗っ取られ、迷惑メールの大量送信に用いられているケースが増えているとして、ボットによる迷惑メール対策の実施を強化する。ボット感染者へのサポートとしては、大量のメールを送信しているユーザーに対して、ボット感染の可能性があることや感染の確認方法、駆除の方法などについて郵送とメールで案内。BIGLOBEカスタマーサポートが利用者のセキュリティ対策状況を確認し、対策が完了するまでサポートする。

 また、個人会員については、1日あたりのメール送信数を制限し、BIGLOBEのメールサーバーを経由した迷惑メールの大量送信を削減する。メールサーバーを経由せず、直接メールを送信しようとする行為については、メールの送信に用いられるTCP 25番ポートによる外部への通信を遮断する「Outbound 25 Port Blocking」と呼ばれる措置を本格的に実施。7月下旬から携帯電話のメールサーバー宛の通信の遮断を開始し、9月下旬までにはすべてのメールについて遮断を実施する。

 さらに、メール送信者のDNS情報から正規のメールサーバーから送信されたメールであるかを判断する「送信ドメイン認証」を導入する。送信ドメイン認証による判定結果を受信したメールのヘッダーに付加し、送信元を偽装しているメールについてはメールソフトのフィルター機能などで対処できるようにする。導入は7月上旬の予定。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0605/2901.html
  BIGLOBEの迷惑メールへの取り組み
  http://security.biglobe.ne.jp/spam/taisaku.html

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(三柳英樹)
2006/05/29 17:53
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