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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
ジャンプ要素を含んだMMORPG「アニス&フリッキー」が9月にプレオープン

 GMOインターネットグループのネットクルーとGMO Gamesは13日にプレスカンファレンスを開催し、韓国Actoz Softが開発中のMMORPG「アニス&フリッキー」を日本国内で提供すると発表した。2006年9月にプレオープンテストを予定し、正式サービスはアイテム課金制を採用して11月中旬に開始する。


ジャンプアクションを取り込んだMMORPG「アニス&フリッキー」

「アニス&フリッキー」イメージイラスト

ゲーム中に登場するアニスとフリッキー
 「アニス&フリッキー(アニフリ)」は、パリド博士によって作られたキューブ型の3次元仮想空間(キューブスペース)を舞台に、少年「アニス」と少女「フリッキー」が冒険を繰り広げていくというMMORPG。ステージによっては正六面体すべての部分に移動が可能で、ジャンプアクションによってゲームを進めていくなどアクション要素も盛り込まれているのが1つの特徴。落下時の高低差によってダメージが異なるといった設定も施されている。

 プレイヤーは、アニスとフリッキーのどちらかを選択してゲームを進めていくが、キャラクター作成時に髪型や目などの変更が可能。基本職業は剣や盾を扱う「ファイター」で、一定のランクに達するとサブ職業が選択できるようになる。サブ職業は、トラップの設置・解除が可能な「トラッパー」、音楽を奏で仲間の精神や筋力を増強できる「バード」、体を強化できる「フォーサー」、ダンスで仲間を治療したり、敵を攻撃する「ダンサー」の4種類で、この中から1つを選択できる。

 ゲーム中には、タイムアタック方式でクエストをクリアする「トンキーレース」、同タイトルが持つジャンプアクションなどの要素を駆使して他プレイヤーとのクエストクリアを競っていく「死の道」といったコンテンツを用意。「トンキーレース」では30/45/60秒といったように目標時間を設定が可能で、より短い時間を設定してクエストを達成すると獲得経験が多くなる。

 「死の道」は同時に複数のプレーヤーが参加が可能なクエストで、ジャンプを駆使して高低差のあるダンジョンのクリアを目指していくというもの。難易度の高いクエストと位置付けられており、クリアした場合には名誉の称号が与えられるという。また、クエストクリア時にはボーナスオプションがランダムで付与され、同時にクエストをクリアしたプレイヤーとは異なるアイテムなどが入手できる。

 また、ユーザー参加型コミュニティとして他プレイヤーと競争する「レース」、二者択一でクイズを行なっていく「○×クイズ」も用意。特に韓国ではレース機能に人気があったといい、日本でも当初はゲームマスター(GM)がレースを開催する形となるが、12月下旬に予定する第2次アップデートで自動生成システムを実装するとしている。


ゲーム開始時にはファイターの職業に就くことになる 一定の条件を満たすことでサブ職業の選択も可能に

制限時間内にクエストクリアを目指す「トンキーレース」 高難易度のクエストだという「死の道」

ゲームスクリーンショット 梯子を使った上位階層への移動も 階層が複数存在するほか、ブロックが一定時間で消滅するなどパズル要素も

アイテム課金制を採用し、正式サービスは11月中旬を予定。日本独自要素も実装

国内展開スケジュール
 サービススケジュールとしては、9月9日から27日にかけてX-TESTを、9月29日から11月8日にオープンベータテストを実施し、正式サービスは11月中旬を予定する。また、12月下旬には第2次アップデートも行なわれる予定だ。

 プレオープンテストにあたるX-TESTは、オープンベータテストと同様に誰でも自由に参加が可能。テスト期間は3段階に分かれており、9月9日から11日はゲームの基本システムやフリーマーケットシステムなどを実装する「フェーズ1(基本テスト)」を、15日から17日には新しいゾーンやスキル、アイテムの追加、高難易度クエスト「死の道」を実装する「フェーズ2(世界観テスト)」を実施。そして、22日から27日にかけては、メッセンジャー機能やギルドシステム、パーティスキル、ボスモンスターに加え、日本向け独自機能を実装する「フェーズ3(コミュニティテスト)」が行なわれる。

 9月29日からのオープンベータテストでは、アイテム充電システムやランキングシステムの導入、日本版独自機能であるアイテム強化システムの実装を行なう。その上で、11月中旬に予定する正式サービス時には一部アイテムのアイテム課金を開始するとともに、PvP(対人戦)システムの実装、新キャラクターや日本版独自の武器・防具を追加する。

 このほか、12月下旬の第2次アップデートでは、2次転職機能実装や競争システムの自動運用化などを予定。加えて、日本版独自要素としてDualシステムと関連アイテムの実装やプレミアムサービスも開始するとしている。なお、各システムの詳細に関しては追って告知される。


初年度目標は10万人。日本独自仕様の実装状況によっては上方修正も

ネットクルーとGMO Gamesの代表取締役社長を兼務する村岡氏
 13日に開催されたプレスカンファレンスでは、ネットクルーとGMO Gamesの代表取締役社長を兼務する村岡総仁氏、「アニス&フリッキー」の開発元であるActoz Softの代表取締役社長であるチェ・ウン氏らが出席し、同タイトルに対する意気込みを述べた。

 村岡社長は、MMORPG「コルムオンライン」などこれまで手がけたオンラインゲームタイトルを挙げ、「オンラインゲームのノウハウに絶対の自信を持っており、ユーザーの声をダイレクトに取り入れることができる」とコメント。「オンラインゲーム市場が成長していく中で、パッケージソフトメーカーや他業種からの参入が相次いでいるが、これまで培ったノウハウを最大限活用し、アニス&フリッキーを通じて新しいジャンルを築いていきたい」と抱負を語った。

 またユーザー獲得目標については、「初年度で10万人程度を目標にしている。ただし、開発サイドに依頼している日本向け仕様の進捗状況がよければ、目標ユーザー数を引き上げていきたい」という考えを示した。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://pr.gmo.jp/article/20060713_2912.html
  アニス&フリッキー ティザーサイト
  http://www.enf.jp/

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(村松健至)
2006/07/13 18:33
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