アイピートークは、無線LANを利用したVoIP端末「モバイル IP Talk」の試作品を販売すると発表した。公衆無線LANサービスのエリアなどからIP Talk加入者へは無料で通話でき、一般加入電話への通話も試験的に無料で提供される見込み。予約受付は12月17日までで、製品は3月に納入される予定。価格は1台30万円で、1000台限定となる。
モバイル IP Talkは、IEEE 802.11b準拠の無線LANカードを利用して音声通話が可能なVoIP端末。三菱電機独自技術であるHCAP(HTTP-based Conference Application Protocol)方式を採用し、DHCPによる動的IPアドレスやルータ下のプライベートアドレスからも利用できるため、無線LANによるインターネット接続環境があればどこでも利用できる。本体にはコンパクトフラッシュ(CF)用スロットが用意され、無線LANカードのほかCFカード型PHSを装着することもできる。