総務省調査、FTTHの契約者数が600万件を突破。DSLは純減に転じる

　総務省は11日、2006年6月末時点でのブロードバンドサービス等の契約数を公表した。FTTH/DSL/CATV/FWAを合計したブロードバンド契約数は2,421万7,012件で、四半期（4～6月）で91万5,907件増加した。

　ブロードバンドサービス契約者数の内訳を見ると、FTTHは四半期で84万7,900件純増の630万5,597件となり、600万件を突破した。純増ペースは、2004年第3四半期から7期連続で増加を続けている。

　一方、DSLは2万6,865件純減の1,449万994件。契約総数はブロードバンドサービスの中で最も大きい数値を示しているが、契約数は減少傾向に転じた格好になる。都道府県別に見ると東京都や神奈川県、大阪府など都市部を中心に契約数の減少が見られるが、地域によっては純増傾向を維持している。

　また、CATVは10万308件純増の3,40万9,789件で、340万件を突破。FWAは5,436件純減の10,632件となった。このほか、公衆無線LANサービスの契約数はオプションで利用できる状態を含めた数値で550万2,488件と、23万1,064件純増した。

ブロードバンド契約数等の推移（抜粋）
サービス区分		2006年3月末	2006年6月末	純増/純減（3カ月間）
インターネット		31,248,330	31,441,108	192,778
FTTH	FTTH総合	5,457,697	6,305,597	847,900
	集合住宅	2,328,339	2,687,854	359,515
	集合住宅以外	3,129,358	3,617,743	488,385
DSL		14,517,859	14,490,994	-26,865
CATV		3,309,481	3,409,789	100,308
FWA		16,068	10,632	-5,436
公衆無線LAN		5,271,424	5,502,488	231,064

■ ＵＲＬ
　総務省　報道資料
　 http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/060911_5.html

■ 関連記事
・総務省のブロードバンド契約者数調査、FTTHが500万を突破

（村松健至）
2006/09/12 11:47

Broadband Watch ホームページ