マイクロソフトは17日、セキュリティ対策サービス「Windows Live OneCare(v1.5)」ベータ版を公開した。同社のサイト「Windows Live Ideas」から無償でダウンロードできる。対応OSはWindows XP SP2またはVista(推奨ビルドはRC1)。利用するには、既存のセキュリティ対策ソフトをアンインストールする必要がある。
Windows Live OneCare(v1.5)は、ウイルスやスパイウェアの検出・駆除のほか、HDDのデフラグや不要ファイルの削除も行なうサービス。主に「プロテクトスキャン」「クリーンアッププラス」「パフォーマンスプラス」「バックアップと復元」という4つの機能を搭載する。自動的にアップデートされるため、常に最新の脅威に対応できるという。
なお、Windows Live OneCareの正式版は有償で提供されるが、提供時期および価格は未定。マイクロソフトによれば、パッケージ版とダウンロード版が用意される予定で、1つのライセンスでPC3台までインストールできるという。
マイクロソフトでは8月、オンラインでPCのスキャンを行なう無償サービスとして「Windows Live OneCare PC セーフティ」を公開している。同サービスはウイルスの検出・駆除、HDDのデフラグや不要ファイルの削除など、Windows Live OneCareと同様の機能を備えるが、これらの機能は必要に応じて個別に実行する必要があった。一方、Windows Live OneCareでは、これらの機能を定期的に実行できるほか、ウイルス・スパイウェアをリアルタイムで検知できるようになった。