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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
セキュリティサービス「Windows Live OneCare」ベータ版が公開

Windows Live OneCare(v1.5)ベータ版の操作画面
 マイクロソフトは17日、セキュリティ対策サービス「Windows Live OneCare(v1.5)」ベータ版を公開した。同社のサイト「Windows Live Ideas」から無償でダウンロードできる。対応OSはWindows XP SP2またはVista(推奨ビルドはRC1)。利用するには、既存のセキュリティ対策ソフトをアンインストールする必要がある。

 Windows Live OneCare(v1.5)は、ウイルスやスパイウェアの検出・駆除のほか、HDDのデフラグや不要ファイルの削除も行なうサービス。主に「プロテクトスキャン」「クリーンアッププラス」「パフォーマンスプラス」「バックアップと復元」という4つの機能を搭載する。自動的にアップデートされるため、常に最新の脅威に対応できるという。

 プロテクトスキャンは、ウイルスやスパイウエア、悪意のあるソフトウェアを検出・削除するほか、開いているポートを検出する。外側だけでなく、内側から立ち上がるプログラムの通信もブロックするファイアウォール機能も備える。

 クリーンアッププラスでは、HDD上の不要な一時ファイルをチェックし、削除または圧縮すべきファイルを提示。また、パフォーマンスプラスは、HDD上で断片化されているデータをデフラグすることで、PCのパフォーマンスを最適化する。

 バックアップと復元は、外部接続のHDDに新規作成したファイルや更新データなどを自動的にバックアップする。複数のHDDがない場合でも、CD-RやDVD-R、USBメモリ、オンライン上の共有フォルダにバックアップすることも可能だ。

 なお、Windows Live OneCareの正式版は有償で提供されるが、提供時期および価格は未定。マイクロソフトによれば、パッケージ版とダウンロード版が用意される予定で、1つのライセンスでPC3台までインストールできるという。

 マイクロソフトでは8月、オンラインでPCのスキャンを行なう無償サービスとして「Windows Live OneCare PC セーフティ」を公開している。同サービスはウイルスの検出・駆除、HDDのデフラグや不要ファイルの削除など、Windows Live OneCareと同様の機能を備えるが、これらの機能は必要に応じて個別に実行する必要があった。一方、Windows Live OneCareでは、これらの機能を定期的に実行できるほか、ウイルス・スパイウェアをリアルタイムで検知できるようになった。


関連情報

URL
  Windows Live Ideas
  http://ideas.live.com

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(増田 覚)
2006/10/17 20:01
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