Broadband Watch logo
最新ニュース
【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
NTT西、ひかり電話で発生した障害の原因と対策を明らかに

 NTT西日本は、10月23日に発生した0AB~J番号利用のIP電話サービス「ひかり電話」シリーズの障害について、故障原因などを明らかにした。

 「ひかり電話」および「ひかり電話オフィスタイプ」の一部ユーザーで発着信がつながりにくい状況が発生したのは、10月23日9時35分頃。NTT西日本によれば、呼処理サーバーに容量を超えたトラフィックが流れたため輻輳が発生。これにより、中継系呼制御サーバーに影響を与えたことが、故障原因になったと考えているという。

 対策として同社は、10月25日朝をめどに呼処理サーバーを増設して、処理能力向上を図る。また、増設まではトラフィック監視を十分に行ないながら、必要に応じて制御を実施する考えだという。その上で、ひかり電話ネットワーク全体の処理能力の再チェックを行なっていく。

 なお、NTT西日本の「ひかり電話」における障害は2006年3月と4月にも発生している。同社では、これらの障害を重大な事態と認識し、再発防止に向けた改善を全社を挙げて取り組むとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.ntt-west.co.jp/news/0610/061024b.html

関連記事
NTT西、ひかり電話の安定運用に向けた発着信規制を開始。対象は83.3万件
NTT西日本、ひかり電話が西日本エリア全域でつながりにくい状況に
NTT西日本、ひかり電話に関する一連の障害で原因と対策を発表


(村松健至)
2006/10/24 17:21
Broadband Watch ホームページ
Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.