ミクシィが運営するSNS「mixi」は10日、mixiを利用する際の注意事項を更新、新たな項目を追加した。また、新機能の実装予定も明らかにされている。
■ 日記公開前は内容の確認を。脆弱性は事務局などに連絡を呼びかけ
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mixi ご利用上の注意事項
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mixiの注意事項は10月11日に公開されていたもので、本名登録のメリットやデメリット、日記を書く際にキャラクターや芸能人の画像を利用することが権利侵害になるといった利用上の注意をまとめたもの。出会い系サイトやマルチ商法を目的とした書き込みについては禁止行為であり、発見した場合は事務局に通報するよう呼びかけている。
今回追加されたのは、日記を書くときの注意点」「不具合時の回避策」にそれぞれ項目が追加されたほか、新たに「mixiを安全に使うために」を新設。日記については、書く内容は基本的には自由としつつ、利用規約や法令・条例などに抵触する可能性がないか、日記を読んだ人がどのように感じるかを公開前に確認することを勧めている。
mixiで脆弱性と思われる不具合を発見した場合は、事務局もしくは独立行政法人情報処理推進機構(IPA)に連絡するよう呼びかけ。また、脆弱性を悪用した不正利用を発見した場合には事務局に連絡して欲しいとした。
■ プロフィールの公開レベルを設定できる機能拡充を予定
新設された「mixiを安全に使うために」では、不正アクセスの危険性を減らすためにログアウトを勧めているほか、日記やトピックなどで紹介されているURLは、内容がわからない場合はむやみにクリックしないよう推奨。直接の知り合いでない人へのマイミクシィ申請や申請の許可も、十分に検討してから行なうことを推奨している。
外部からの画像表示に関しては、11月8日付でmixi内でのみ閲覧できるよう修正した仕様を紹介。パスワードの利用に関しては、mixiからパスワードを尋ねることはなく、URLが「http://mixi.jp」でない場合はmixiではない、mixiからの連絡はメールでのみ行ない、mixiメッセージや電話、郵便は使わないといった方針を説明。mixi用のソフトウェアも、公式なものはmixiミュージック用の「mixi station」のみであり、それ以外のソフトでの利用は十分に注意が必要だとしている。
事件や事故の報道で、mixiの日記などが報道されるケースが相次いでいるが、mixiとして情報提供しているものではないと説明。報道各社から情報提供の依頼があった場合も応じることはないとし、それら報道での利用がmixiの許可したものではないとの姿勢を示した。
機能拡充では、近日中に氏名欄、性別欄の公開レベル設定を実装する予定。指名や性別を日記と同様、「全体に公開」「友人の友人まで公開」「友人まで公開」から選択できるようになる。
■ URL
mixi
http://mixi.jp/
関連記事:「本名を登録してよいでしょうか?」mixiが注意事項をQ&A形式で紹介[INTERNET Watch]
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/10/12/13598.html
(甲斐祐樹)
2006/11/10 17:15
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