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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
情通審、100M超の高速無線LAN実現に関する報告案。チャネル幅拡大も検討

 情報通信審議会は16日、100Mbps超の高速無線LAN実現に向けた「高速無線LANの技術的条件」について、委員会報告案を取りまとめたと発表した。これを受けて、同案に対する12月8日17時まで意見募集を実施する。

 「高速無線LANの技術的条件」の検討は、情報通信審議会の情報通信技術分科会 5GHz帯無線アクセスシステム委員会で2006年4月から進められていた。今回公表されたのは、答申案を含めた委員会報告案と参考資料。

 委員会報告案では、高速無線LANの利用シーンとして、家庭やオフィス、無線スポット、高速鉄道などの高速移動体内のほか、機器間での通信を想定している。また、ユーザー側から求められる要求条件として、IEEE 802.11nの利用を前提としてIEEE 802.11a/b/gと共存可能な点、パソコンや次世代情報家電などからの利用に対応する点を上げた。

 機能・性能面では、実効速度が100Mbps以上で、有線ブロードバンドサービスの代替え手段としてのラストワンマイル対策など、多用なアプリケーションに対応できることを例示。周波数利用面では、MIMO技術、周波数チャネル幅を現行の20MHz幅から40MHz幅に拡大、既存のIEEE 802.11規格との互換性確保などを示した。

 情報通信審議会では、これらの案に関する意見募集を12月8日17時まで実施する。意見募集の結果を踏まえて、12月中に委員会報告および答申案を取りまとめる第8回委員会を開催する予定だという。


関連情報

URL
  報道資料
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/061116_2.html

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(村松健至)
2006/11/16 18:20
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