また、Windows XPからVistaにアップグレードするにあたり、最適なVistaのエディションや、追加で必要なハードウェアの有無を診断するツール「Windows Vista Upgrade Adviser」も提供。現時点では英語版のみだが、2007年1月頃には日本語版が用意される予定だ。
マイクロソフトWindows本部のジェイ・ジェイミソン本部長
「Windows Vista対応支援センター」が提供する各種サービス
Windows Vista対応支援センターでは、大きく分けて「ガイダンス」「トレーニング」「情報公開」という3つの機能がある。まずガイダンスでは、新製品や既存製品でVista対応を図る開発者や、企業内のシステム開発担当者などを支援するポータルサイトを12月1日に開設。同サイトでは、Vista向け製品の開発、および既存製品の互換性向上に必要な技術情報を提供する。さらに、既存製品との互換性をチェックするツール「Application Compatibility Toolkit 5.0」や、既存製品がVista上で動作するための項目をまとめたリストをWebサイト上で公開する。
このほかマイクロソフトでは、2006年10月1日から2007年3月末までにWindows XP Professional搭載PCを購入した企業を対象に、Vista Enterpriseへのアップグレード権を含む「ソフトウェアアシュアランス」を33%割引の優待価格で提供するキャンペーンを実施すると発表した。ソフトウェアアシュアランスとは、Vista Enterpriseを使用する権利のほか、24時間年中無休のサポート、自宅でのアプリケーション使用権などを提供するプログラム。