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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
NTT東西、フレッツのサービスを広域化して県間接続可能に

 NTT東日本およびNTT西日本は、フレッツ・シリーズで利用している地域IP網を、現在の都道府県単位の構築から、県を超えて広域化すると発表した。これにより、県単位で提供しているフレッツ・オフィスなどのサービスが広域で利用できる。

 広域化を行なうのは、まず、2002年度第4四半期に東京・神奈川・埼玉・千葉の首都圏と、大阪・兵庫・京都の京阪神。その後、2003年度内に、NTT東日本内・NTT西日本それぞれ自社エリア内の全てを接続可能とする予定。

 県間接続を行なうことにより、現在、フレッツ・オフィスでは、同一県内のオフィス同士しか通信網を構築できなかったものが、東京・仙台・札幌といったようなNTT東日本の全域を結んでフレッツ・オフィスのサービスが利用できる。また、NTT西日本のエリアでも同様で、大阪と福岡を結んだサービス提供ができるという。県をまたいだサービスの利用料は後日発表される。

 また、フレッツ・コネクト(東日本)、フレッツ・グループアクセス(東日本)、フレッツ・コミュニケーション(西日本)、フレッツ・グループ(仮称・西日本)では、県をまたいだ通信が可能になり、フレッツ・オンデマンド(東日本)、配信代行サービス(西日本)は、配信事業者がコンテンツを1カ所用意するだけで、自社エリアの全域に配信が可能になる。これらのサービスについては、県間接続を行なった場合でも料金に変更はないという。

 そのほか、ISPのフレッツ・サービスへの対応方法も変更される。従来は各県の地域IP網に接続して県単位でインターネット接続サービスを行なってきたが、NTT東日本、NTT西日本全域に網が拡大されるため、広域化後はNTT東西のそれぞれ1カ所接続するだけで全国をエリアとすることができる。


広域化時の各フレッツサービスの概要

広域化後のISPの接続形態

関連情報

URL
  ニュースリリース(NTT東日本)
  http://www.ntt-east.co.jp/release/0211/021122b.html
  ニュースリリース(NTT西日本)
  http://www.ntt-west.co.jp/news/0211/021122.html


(正田拓也)
2002/11/22 20:30
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