日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、IEEE 802.11b/gに準拠した無線LAN機能を搭載したPDA「HP iPAQ rx4240 Mobile Media Companion」を11月30日に、「HP iPAQ rx4540 Mobile Media Companion」を12月上旬に、「HP iPAQ rx5965 Travel Companion」を12月下旬に発売する。同社直販サイトでの販売価格は、rx4240が32,550円、rx4540が42,000円、rx5965が59,850円。
今回発表したiPAQシリーズは、従来製品からデザインを大幅に変更し、片手での利用を想定して主なボタンを本体側面に装備している。3機種ともCPUにSamsung SC32442 400MHzを、OSに Windows Mobile 5.0 for Pocket PCを採用し、ソフトウェアではWindows Media Player 10 Mobileなどを搭載する。
rx5965は、rx4240/rx4540とほぼ同一の機能に加えてGPS機能を搭載したPDA。GPS受信機には「SiRF Star III GPS」を採用し、アンテナを内蔵。シガーソケット利用のカーアダプタやホルダーをセットにした「車載キット」を標準で同梱しているため、カーナビゲーションとしても利用できる。
本体前面には、タッチスクリーン搭載の3.5インチカラーTFT液晶と9方向への操作が可能な「ナビゲーションパッド」を搭載。メモリは、128MBのフラッシュROMと64MBのSDRAMに加えて2GBのフラッシュROMを内蔵し、ビーマップのGPSアプリケーション「b-walker for iPAQ Navi」や日本全国の地図データ、ホストPCとの同期で世界時間や為替レートを確認できる「WorldMate Standard Edition」を搭載する。