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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
住友電気工業、ビル向け高速PLCモデムを12月上旬より販売開始

 住友電気工業は30日、ビル向けの高速PLCモデムを12月上旬より発売すると発表した。

 今回発売する高速PLCモデムは、ヘッドエンド(親機)の「PAU2210」と、CPE(子機)の「PTE1310」から構成される製品。スペインDS2社のPLCチップを搭載し、PLC規格はDS2を中心とした団体「UPA(Universal Powerline Association)」の通信方式を採用。2~30MHzの高周波帯域を使用して、最大200Mbpsでの通信が可能だとしている。PLC接続数は、ヘッドエンドが最大32台、CPEが最大64台で、CPEのリピータ機能利用時には最大1,000台まで接続できる。このほか、CPEにはQoS、SNMPやTelnetによる管理機能などを搭載する。

 同社は、2004年よりロシア、スペイン、ポルトガルなどの電力系通信会社など向けに高速PLCモデムの販売を行なっており、今回日本向けに開発した同製品が11月14日に総務省の形式指定を受けたことから、12月上旬より日本国内での販売も開始。オフィスビル内のネットワーク構築、ホテルや寮などの各部屋へのネットワーク構築といった用途での活用を想定しているという。

 また、住友電気工業はコンシューマ向けの高速PLC製品についても、製品開発を進めているという。コンシューマ向け製品のPLC規格は、IntelやCisco Systems、シャープなどが加盟している団体「HPA(HomePlug Powerline Alliance)」の通信方式を採用する見込みだとしている。

[お詫びと訂正]
 初出時、高速PLCモデムの海外販売について誤記がございました。お詫びして訂正いたします。


PAU2210 PTE1310

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URL
  ニュースリリース
  http://www.sei.co.jp/news/press/06/prs479_s.html

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(大久保有規彦)
2006/11/30 16:16
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