インテルは24日、IEEE 802.11nに準拠した無線LANソリューション「インテル Next-Gen Wireless-N ネットワーク・コネクション(Wireless WiFi Link 4965AGN)」を発表した。サンプル価格は非公表。
Wireless WiFi Link 4965AGNは、IEEE 802.11nドラフトに準拠したノートPC向け無線LANソリューション。理論値で最大300Mbpsの伝送速度を確保しているほか、従来のIEEE 802.11b/gと比較して約2倍の伝送距離を実現しているという。IEEE 802.11a/b/gとの互換性も確保しているほか、既存のIEEE 802.11nに準拠した製品と比較してバッテリーの持続時間を最大1時間延長できるとしている。
インターフェイスにPCI-Express Mini Cardを採用しており、Centrino Duoモバイル・テクノロジーを搭載したノートPCで利用可能。32/64bit版のWindows Vistaに対応しており、1月末より東芝など主要PCメーカーから発売されるWindows Vista搭載ノートPCに採用されているという。セキュリティ面では、64/128bitのWEP、WPA、WPA2、IEEE 802.1x、WMMなどをサポートする。本体サイズは、50.95×30×3.3mm(幅×奥行×高)で、重量は7.2g
また、インテルはWireless WiFi Link 4965AGNの提供にあわせて、IEEE 802.11nの相互接続性を確保するプログラム「Connect with Centrino」を開始すると発表した。Connect with Centrinoは、Asus、Belkin、バッファロー、ネットギアなど、無線LAN製品を販売している主要ベンダーと提携し、相互運用性と性能の検証テストを実施。テストに合格した製品には「Connect with Centrino」のロゴマークを添付するとしている。