イー・アクセスは、2006年度(2007年3月期)第3四半期の財務・業績概況を発表した。ADSL契約件数は192.5万件。
2006年4月から12月までの売上高は前年同期比7.5%減の420億9,200万円、営業利益は45.4%減の33億6,800万円、経常利益は74.7%減の11億9,500万円で、純利益は44.9%減の18億400万円。売上高の減少に関して同社では、ADSL事業で低価格サービスの契約割合が増加し、ARPU値が低下した点を挙げている。
事業別に見ると、ADSL・ISP事業は売上高が421億800万円と7.5%減少したものの、営業利益は25.5%増の95億3,800万円と上昇。2006年12月末時点のADSL契約件数は192.5万件で、中間期から0.1万件増加した。また、ISP「AOL」の契約件数は1万件減の23.9万件と、減少傾向が続いている。
モバイル事業は、中間期と同じく2007年3月のデータ通信サービス開始に向けた準備を行なっており、営業費用は231.7%増の61億6,400万円。同事業はサービス開始前で売上が発生していないため、全額が営業損失になる。
なお、通期見通しは前回予想時から変更はなく、売上高560億円、営業利益3億円、経常利益マイナス22億円、純利益3億円をそれぞれ見込んでいる。
■ URL
イー・アクセス 投資家情報
http://www.eaccess.net/ir/index.html
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(村松健至)
2007/02/08 15:58
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