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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
ソフトバンクテレコム、公衆無線LAN対応の電子ペーパー端末

 ソフトバンクテレコムは13日、無線LAN機能や認証機能を搭載した電子ペーパー端末を開発したと発表した。

 今回開発した電子ペーパー端末は、日立製作所および富士通と共同で開発したもの。無線LAN機能ではIEEE 802.11bに準拠しているほか、認証機能ではRADIUS認証をサポートしており、IDやパスワードなどのユーザー情報をあらかじめ登録しておくことで、認証型の公衆無線LANサービスで利用できるという。

 また、特定の場所に設置した電子ペーパー端末では、常時接続ではなく定期的に無線LAN接続を行なうプログラムを搭載することで、端末の低消費電力化を可能とするほか、認証機能を事前設定で取り外すことで不特定多数の電子ペーパー端末にコンテンツを配信することもできるという。セキュリティ面では、端末認証および無線LAN接続認証の二段階で認証を行なえるという。

 ソフトバンクでは、今後は駅やビル、マンションなどに設置するネットワーク掲示板や、必要な情報を保存して再確認できる蓄積型携帯情報ディスプレイなどといった用途での利用を想定し、社内外でフィールド実験を実施。インターネットと連動したサービスの可能性を検証するほか、新機能の開発も行なう予定だという。


開発した電子ペーパー端末(左:日立製作所製、右:富士通製)

電子ペーパー端末へのコンテンツ配信システムイメージ

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URL
  ニュースリリース
  http://www.softbanktelecom.co.jp/release/2007/feb/0213/index.html


(大久保有規彦)
2007/02/13 14:43
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