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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
NTT東西、ひかり電話の障害原因はサーバーHDD交換時の人為ミス

 NTT東日本およびNTT西日本は24日、IP電話サービス「ひかり電話」で5月23日に発生した障害について報告を行なった。

 今回発生した障害は、5月23日6時25分から10時6分にかけて発生したもので、NTT東西間でひかり電話と固定電話への通話がつながらない状況であった。また、NTT東西の固定電話から「フリーアクセス・ひかりワイド」への通話や、ひかり電話から他事業者の直収電話への通話の一部においてもつながらない状況があったという。障害の影響はNTT東西のサービスエリア全域にわたり、ユーザーからの問い合わせは、23日17時現在で964件だという。

 障害の原因は、5月21日深夜に中継系呼制御サーバーのHDD交換時のデータ設定によってHDD内の一部データが破損。破損したデータへのアクセス時に発生した異常処理により、通話制御処理が停止したとしている。データ破損については、HDD交換を行なった作業者がコマンドパラメータを誤って投入したが、フェールセーフ機能が不十分で誤ったパラメータが正常に受け付けられてしまった事、また、パラメータの誤りによってHDD内のデータが破損する不具合がソフトウェア内に存在していた事を原因としている。

 NTT東西では、23日に中継系呼制御サーバのソフトウェアを再インストールすることで障害を回復。また、今後同様の事象を発生させないようHDD交換時の作業内容のチェック強化するなど、再発防止に努めるとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(NTT東日本)
  http://www.ntt-east.co.jp/release/0705/070524a.html
  ニュースリリース(NTT西日本)
  http://www.ntt-west.co.jp/news/0705/070524a.html

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(大久保有規彦)
2007/05/24 18:13
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