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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
NECなど3社がPLC事業を強化。新PLCモデムで大規模ネットワークに対応

 NEC、NECネッツエスアイ、東洋ネットワークシステムズ(TNSi)の3社は5日、高速PLC事業の対象を中・大規模ネットワークに拡大し強化すると発表した。

 NEC、NECネッツエスアイ、TNSiの3社は、2006年10月より高速PLC事業を開始しており、TNSiはUPAの規格を採用した高速PLCモデム「TOYONETz PLCモデム PL3-CPE-XEシリーズ」を発売。NECおよびNECネッツエスアイが高速PLC導入から設計・構築までを担当し、小規模ネットワーク向けの高速PLCソリューションの提供を行なっている。

 今回の事業強化では、TNSiが中・大規模ネットワークに対応した高速PLCモデム「TOYONETz 高機能PLCモデム ALシリーズ」を2007年8月下旬に出荷する。ALシリーズは、親機、時分割中継機(HE/TDリピータ)、周波数分割中継機(FDリピータ)、子機の2モデル4機種から構成される製品で、親機とリピータを組み合わせることで数台~数百台の子機とネットワークを構築が可能だという。スペインDS2社の高速PLCチップを搭載し、2~30MHzの高周波帯域を使用して最大200Mbpsでの通信が可能だという。

 また、NECおよびNECネッツエスアイはALシリーズを活用して、学校、ホテル、店舗などを対象とした中・大規模ネットワークの導入コンサルティングからネットワーク設計、機器提供、システム構築、運用保守などのサービスを一貫して提供。また、ホテルなどへはVLANやO-VLANを採用した個室間通信の遮断機能などのセキュリティ機能の提供も行なう。NECグループでは、今回の事業強化によって3年間で100億円の売り上げを見込んでいる。


ALシリーズの親機/リピータ ALシリーズの子機

適用システム例

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0706/0502.html

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(大久保有規彦)
2007/06/05 14:50
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