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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
マクロミル調査、YouTubeは約5割のユーザーが利用も利用時間は短め

 マクロミルは20日、「インターネット動画サイトの利用実態調査」の調査結果を公表した。

 今回の調査は、マクロミルモニタ会員のインターネット利用者を対象に6月6日から7日にかけて実施されたもの。有効回答数は1,036名で、男女および年齢構成は10代男女がそれぞれ58名、20~50代の男女がそれぞれ115名となる。

 動画配信サイトの認知状況については、無料動画配信サイトの利用経験があるユーザーは69.7%に達したのに対して、有料動画配信サイトの利用経験者は10.8%であった。利用経験がなく認知のみとするユーザーは、無料動画配信サイトで18.4%、有料動画配信サイトで70.8%となっている。また、動画共有配信サイト「YouTube」の認知状況では、利用経験のあるユーザーが49.2%、認知のみとするユーザーが22.3%となっている。

 動画配信サイトの利用頻度については、無料動画配信サイトは「週に1日くらい」(22.2%)が、有料動画配信サイトは「月に1日くらい」(17.3%)が、YouTubeは「週に1日くらい」(21.2%)が最も多く回答している。1回あたりの利用時間では、無料動画配信サイト、有料動画配信サイト共に「30分~1時間未満」が最も回答が多かったのに対して、YouTubeでは「5分~15分未満」が26.3%と最も多く、利用時間が短い傾向が表われている。

 動画配信サイトの利用タイミングについては、無料動画配信サイトは「ネット上で興味がある動画が紹介されたとき」が45.2%、有料動画配信サイトは「見たいコンテンツがあったとき」が38.2%で最も多い回答となった。また、無料または有料動画配信サイトで閲覧したコンテンツのジャンルでは、音楽が61.4%と最も多く、以下映画が50.6%、アニメが39.9%、ドラマが30%、バラエティが25.2%と続く。

 YouTubeの利用経験者を対象とした調査では、YouTube利用のきっかけについて33.5%のユーザーが「友人、知人からのクチコミ」と回答。以下、「インターネットニュース」が29.4%、「検索サイトで偶然見つけた」が23.3%、「個人ブログ」が21.4%と続く。また、閲覧したコンテンツのジャンルでは「日本のテレビ番組」が71.2%と最も多く、「日本の音楽プロモーションビデオ」が45.7%、「一般人が撮影したホームビデオ」が38%となっている。

 YouTubeで得た情報を他人に伝達した経験については、43.1%のユーザーが「友人、知人にクチコミで伝えた」と回答する一方で、46.3%のユーザーが「他人に伝えたことはない」と回答。また、YouTubeの投稿コンテンツの著作権侵害については60.6%のユーザーが「著作権を侵害しているものもあると思う」と回答。男女および年齢別では、女性50~59才では36.5%に、男性50~59才では52.2%に留まっているのに対して、女性15~19才では75.5%が、男性15~19才では74.5%が「著作権を侵害しているものもあると思う」と回答しており、男女とも若年層が著作権侵害について認知している傾向が表われている。


動画コンテンツの認知/利用状況 YouTubeに対する考え方

関連情報

URL
  インターネット動画サイトの利用実態調査
  http://www.macromill.com/client/r_data/20070619movie/index.html


(大久保有規彦)
2007/06/20 16:35
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