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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
総務省調査、コンテンツのネットワーク流通規模は2005年で8,067億円

 総務省は20日、2005年における「メディア・ソフトの制作及び流通の実態」の調査結果を公表した。調査結果によると、ネットワークを介したコンテンツ流通の規模は8,067億円。

 調査結果によれば、日本のメディア・ソフト市場の規模は2004年比2.1%増の11兆2,497億円。内訳を見ると、テレビ番組や映画などの映像系が4.6%増の5兆3,090億円、音楽やラジオ番組などの音声系が2.0%増の9,630億円と伸びを示した一方、テキスト系は0.4%減の5兆227億円になった。また、一次流通と二次利用(マルチユース)に分けて見た場合では、二次利用が8.7%増の2兆3,980億円と全体の2割超の数値を示したという。

 パソコンや携帯電話などを利用したネットワーク流通市場の規模は、前年比16.9%増の8,067億円。メディア・ソフト市場全体では、7.1%の規模を持つ。有料コンテンツの利用割合は76.0%で、内訳はパソコンと携帯電話の両方が36.8%、携帯電話だけが26.9%、パソコンが12.3%。

 有料コンテンツの利用金額は月平均で1,299円。パソコンでの平均額は月1,757円、携帯電話は535円。パソコンでは映像系の利用が大きい一方、携帯電話では着うたなどの音声系の有料コンテンツが最も多く利用されているとした。

 なお、本調査はメディア・ソフト市場が2005年の各メディア業界の統計データなどをもとに、インターネット利用の動向は2007年2月に実施したアンケート調査の結果をもとに調査・分析が行なわれた。


関連情報

URL
  報道資料
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/070620_4.html


(村松健至)
2007/06/20 19:13
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