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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
goo調査、動画配信サービスの利用は増加傾向。10~20代は動画共有が多い

無料動画配信サービスで利用するジャンル

視聴上の課題。CMスキップ以外にも「うまくつながらないことがある」「録画ができない」との回答もあった
 NTTレゾナントと三菱総合研究所が共同で提供する「gooリサーチ」は、動画配信サービスの利用実態を調査した「第6回ブロードバンドコンテンツ利用実態調査」の結果を公表した。無料サービスの利用状況は増加傾向で、10~20代では動画共有サービスの利用が多いという。

 本調査は、「gooリサーチ」登録モニターおよびgooユーザーを対象に6月7日から13日にかけて調査を実施。有効回答数は38,017名で、性別比は男性が48.0%、女性が46.8%、未回答が5.2%。年代別比は、10代が1.7%、20代が18.3%、30代が36.0%、40代が24.6%、50代が10.1%、60代が4.2%、70代が5.2%。

 無料動画配信サービスの利用状況は51.4%と、2006年1月調査時の34.4%から17ポイント増加。利用頻度は、「1カ月に1回くらい」が27.3%と最も多く、次いで「1週間に1回くらい」が19.6%、「1度見たことがある程度」が18.9%、「2週間に1回くらい」が14.6%と、週1回以下の割合が前回と同様に8割程度を占める。なお、「ほぼ毎日」は5.9%で、「週2~3回くらい」は13.8%だった。

 視聴ジャンルは、「映画」の39.6%、「音楽」の35.3%、「アニメ」の34.1%が高い数値を示した。また、各サービス別の利用者を延べ数で集計した利用上の課題に関しては「CMがスキップできない」と回答する割合が36.2%と最も多い。CMの視聴状況に関する質問では、「あまり見ていない(34.5%)」「まったく見ていない(11.0%)」の合計値が45.5%で、前回調査から5.8ポイント増加した。

 テレビなど他の動画視聴を含めた視聴時間は、男性が平日2時間台、休日3時間台で、女性が平日・休日を含めて3時間台が多い。内訳を見ると、NHKや民放テレビの視聴時間数は若年層になるに連れて低下し、10代では60%程度の割合になったという。

 一方、インターネットでの動画視聴は10代で15~20%前後の数値を見せ、10代と20代では動画共有サービスの視聴比率が高いという。また、それ以外の層では無料のインターネット放送サービスの視聴が多いとしている。

 今後利用を増やしたい動画視聴先は、性別や年代によって回答が異なり、男性の10~20代は動画共有サイトが1位で、30~50代は無料インターネット放送を1位だった。女性では、テレビや有料放送、レンタルビデオ/DVDが多い。無料インターネット放送を1位に挙げたのは50代で、10代は動画共有サイトと民放テレビ放送が同率だった。

 このほか、動画配信サービスを通じたテレビ視聴に関する質問も、無料/有料配信サービスに分けて実施されている。無料サービスでの視聴経験は「すでにそうしている」が9.7%、「そうしたい」が48.4%。有料サービスでの視聴は、「すでにそうしている」が0.9%、「そうしたい」が38.8%で、「そうしたい」の59.5%を下回り、無料での視聴意向が有料よりも高いことが伺える。


今後視聴を増やしたい動画の上位3項目

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URL
  ニュースリリース
  http://research.goo.ne.jp/Result/000517/index.html

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(村松健至)
2007/07/20 16:34
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