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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
KDDI高橋氏「au oneでPCと携帯電話を一体化したサービス拡充を」

 KDDIは30日、PCと携帯電話向けポータルサイトを統合した「au one」、およびGoogleと提携した第2弾サービス「au one メール」に関する説明会を開催した。


auをベースにPC/携帯電話のポータルサイトを統合。DIONも新ブランドへ

PC/携帯電話向けの3ポータルサイトを「au one」へと統合
 au oneは、KDDIが運営するPC向けのインターネット接続サービス「DION」とau携帯電話向けの「EZweb」の各ポータルサイトに加え、携帯電話ユーザー向けPCポータルサイト「DUOGATE」の3つを統合し、9月下旬に提供開始を予定する新ポータルサイト。サイトには1〜9までのショートカットボタンが用意され、1クリックで各コンテンツへの遷移が可能。将来的にはユーザーカスタマイズへの対応も検討するという。

 ポータルサイト統合について、KDDIの高橋誠 取締役執行役員常務 コンシューマ事業統轄本部長は「auが持つ価値のもとに、満を持して1ブランドコンセプトのポータルサイトへと統合する」と説明。「移動体端末からのインターネット利用者がPCからの利用者数を初めて逆転する中で、インターネット利用におけるモバイル化はさらに進展する」と語った上で、「携帯電話を起点にPCやテレビなどへのタッチポイント拡大を図って、『FMBC(Fixed Mobile and Broadcast Convergence)』を推進させる」と述べた。


au oneのポータルサイトデザイン PC版ポータルサイト。右上には各コンテンツへ1クリックで移動できるリモコンライクのボタンを用意 音楽コンテンツへと移動したところ。各ボタンはページ右上に横1列に表示されている

サービス開始10周年を迎えるDIONは「au one net」へとブランド名が変更に
 KDDIでは合わせて、DIONブランドで現在展開するPC向けインターネット接続サービスを「au one net」へと改称。au one傘下のブランドと位置付け、携帯電話と一体的なサービス開発を加速させるとしている。なお、メールアカウントは現行のドメインが当面使用できるが、高橋氏は「将来的には新ドメインへと変更させる準備を進めていく」と語った。

 高橋氏は、「今回のポータルサイト統合によって、PCと携帯電話の一体サービスが拡充できる」と自信を示す。「マイページやブログ、音楽、オークションなどのように1サービス単位ではPC・携帯電話の双方に対応しているサービスはあったが、これらに加えてWebメールや横断型キーワード検索サービス、auショッピングモールのPC展開などを図っていく」と説明し、「携帯電話のauから、ユーザー1人1人のライフスタイルに合った存在へと成長させていきたい」と抱負を語った。

 また、EZwebサービスのブランド変更に関しては、「ドメイン変更などの影響が大きいため、今回は変更しない」という。ただし、「FMBCを意識したサービスをau oneでは入れていく考えであり、どこかのタイミングでは統合を考える必要がでてくるかもしれない」とした。なお、課金認証に関しても将来的な統合を予定するという。

 このほか、光ファイバ接続サービス「ひかりone」などの他の固定系サービスのauブランド化に関しては、「現時点では発表することはない」と述べるに留まった


Wikipediaとも連携する検索機能「au one キーワード」 auショッピングモールをPC向けにも展開へ EZナビウォークのPC版地図はAjaxに対応させるという

KDDI高橋氏「au one メールは100年使えるWebメールサービス」

(写真左から)Googleのスティッケル氏、KDDIの高橋氏、Googleの村上氏
 au one メールは、2006年5月に発表したEZweb上におけるGoogle検索エンジン採用に続く、KDDIとGoogleとの提携サービス第2弾。Googleの「Gmail」をベースにした最大2GB容量のWebメールサービスで、au携帯電話およびPCから無料で利用が可能。なお、Gmailとは別サービスになり、Gmailからau one メールへの移行はできない。

 両社の役割分担としては、KDDIが会員管理やサポートを含めたサービス運営を担当し、Googleがサーバー運用を担当する。また、au one メールで利用するサーバーについては、Gmailサーバーとは異なるという。

 KDDIでは過去に回線交換方式による携帯電話向けのWebメールサービスを提供していたことがある。高橋氏は「通信インフラの変革が進み、以前と比較して使いやすいモバイルインターネット環境が構築されていく中で、Webメールサービスの評価が変わりつつある」と述べ、au one メール提供の経緯を説明した。

 高橋氏は、「au oneメールでは2GB容量のディスクスペースを用意しており、200文字のメールを毎日20通送受信した場合でも約100年分のメールが蓄積できる『100年メール』が実現できる」と説明する。また、「Goolgeの検索技術によって、思い出の詰まったメールや写真、子どもの頃に親に送ったメールなどを瞬時に探すことができる」と語り、Googleとの連携によるサービスの特徴を強調した。

 メールアドレスは「xxx@auone.jp(xxxは任意の英数字)」で、au携帯電話およびPCで同一のアドレスが利用可能。9月下旬のサービス開始時には、メール検索機能や迷惑メール・ウィルス対策機能、連絡先機能のほか、au携帯電話からの自動ログイン機能、DUOGATE の「DUOMAIL」「DUOADDRESS」からのメールデータやアドレス帳の移行機能を用意する。

 また、絵文字機能やEZメールで送受信したメールデータの自動保存機能、au携帯電話のアドレス帳連携、着信通知機能なども、2007年度内から2008年度にかけて順次実装するとしている。なお、他の携帯電話事業者との間で絵文字を変換させるといった絵文字機能の詳細に関しては、現時点で未定になっている。

 高橋氏は、「au one メールはEZメールに加えて利用できる、2つ目のメールアドレス」とセカンドメールとして同サービスを位置付け。携帯電話各社から利用できる「モバイルGmail」との違いについては、「au one メールでは自動ログイン機能が用意されており、1度ログインすればその後のログイン作業は必要ない。また、サービス管理もauが行なうため、サービスに対する安心感もあるのではないか」とした。


au one メールのPC版画面 こちらは携帯版。どちらもサンプル画面になり、実際にサービスを試すことはできなかった au携帯電話との連携機能も順次追加実装する

Google村上氏「auでのGoogle検索提供は、想像以上の効果があった」

Google検索の導入によって、利用割合が2倍以上に伸びたという
 発表会にはまた、村上憲郎 Google副社長 兼 グーグル代表取締役社長とダン スティッケル(Dan Stickel) Google パートナー プロダクト ディレクターが出席。GoogleサイドからのKDDIとの提携効果に関する説明が行なわれた。

 村上氏は、「第1弾サービスとして提供したGoogle検索エンジンは、当初の想像を超える利用水準を獲得できた」と語った。KDDIの資料によれば、2006年8月の提供開始から検索数は2倍以上の伸びを示し、検索連動型広告の売上についてもバナー広告といった従来型と同規模レベルに急成長したという。

 続いて登壇したスティッケル氏は、「日本の移動体通信事業、さらにユーザーがどのように携帯電話サービスを利用しているかは世界中が注目している」とコメント。Gmailサービスに関しては、「継続的に使い勝手を継続させ、検索サービスと同等の利便性を実現させていく」とした。

 なお、KDDIが想定するau one メールの当初の利用ユーザー層は、当初はリテラシーの高いユーザーを想定するという。ただし、高橋氏は「事前ヒアリングでは絵文字対応で若年層の反応も良く、シニア向けにもわかりやすいインターフェイスを用意することでユーザー層を広げていきたい」とした。


関連情報

URL
  ニュースリリース(au one)
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2007/0730/index.html
  ニュースリリース(au one メール)
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2007/0730a/index.html
  関連記事:KDDIとGoogleが提携、EZwebにGoogleの検索エンジン採用[ケータイ Watch]
  http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/29207.html

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(村松健至)
2007/07/30 15:58
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