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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
ユーエフネット、インターネット電話「G-LEX」次世代サービス

複数プロファイルで着信を制御可能に
 船井電機グループのユーエフネットは、インターネット電話サービス「G-LEX」の機能拡充を8月1日に実施した。050番号の複数利用やプロファイル管理といった新機能が追加されている。

 「G-LEX」は、フュージョン・コミュニケーションズのVoIP基盤網を利用して050番号での発着信が可能なインターネット電話サービス。ソフトフォンやSIP対応の電話機を利用して通話が可能なほか、ユーザー同士であれば無料で通話できる。

 今回の機能拡充では、3つのプロファイルを使って着信を制御できる機能を搭載。プロファイルは曜日や時間の指定が可能で、平日の指定した時間のみ電話を受け取り、それ以外の時間は携帯電話に転送するといったカスタマイズが可能になる。なお、3つのプロファイルのうち1つはすべての着信を受ける基本設定のため、カスタマイズできるプロファイルは2つとなる。ユーエフネットでは有料でのプロファイル追加も予定しているという。

 また、従来まで1アカウントにつき1つまでしか取得できなかった050番号が、1IDで複数取得できるようになった。料金は1番号につき525円で、利用する050番号の数に制限はない。

 留守番サービスにメッセージが録音されると携帯電話にメールで通知する機能も用意。通知メールの中にあるURLをクリックすると、G-LEXセンターから携帯電話に向けて着信があり、留守番電話の内容を確認できる。携帯電話から留守番電話を聞くよりも、G-LEXから発信することで通話料を抑えられるという。

 オープンソースのPBXソフトウェア「Asterisk」向けに、Asterisk独自のプロトコルであるIAX2もサポート。IAX2はファイアウォールやNAT越えに強いため、AsteriskでのG-LEX導入が容易になるとしている。

 料金は従来サービスと同額で、初期費用が1,050円、月額料金が050番号1つごとに525円。なお、G-LEX間の無料通話のみの場合はユーザーIDを取得すれば利用できる。

 ユーエフネットでは今回の機能拡充をG-LEXの次世代バージョンと位置付けており、IPアプリケーションとしての電話機能とWebアプリケーションを組み合わせることで新たなサービス展開を図っていく予定。電話機能ではGoogle マップとも連動するWeb上の電話帳機能、親ユーザーと子ユーザーによる複数IDの管理機能などを実装するほか、親会社であるフナイ電機の家電製品とも連携を進めていく。

 現状、G-LEXを利用するにはSIP対応の電話機か海外製のソフトフォンが必要になるが、ユーエフネットでは自社製のソフトフォンも開発中であり、Webアプリケーションとの連動でG-LEXのフル機能が利用できるようになるという。その後はビジネス向けソフトフォンの開発、USBハンドセットへの対応に加え、ゲームや玩具、ガジェットや家電などハードウェアにも対応していく方針だ。


ボイスメール機能 通話履歴もWebで確認できる

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URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://join.g-lex.net/images/press_20070801.pdf

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(甲斐祐樹)
2007/08/01 10:58
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