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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
プラネックス、40MHz幅製品を未認証で出荷。使用者が電波法違反の恐れも

GW-NS300N
 プラネックスは、同社が発売しているIEEE 802.11n ドラフト1.0に準拠した無線LANクライアント3製品を回収すると発表した。

 対象となる製品は、USB型の「GW-US300MiniW」、カード型の「GW-NS300N」、PCIバス型の「GW-DS300N」の3製品。いずれも製品発売時は20MHz幅での利用のみ可能だったが、プラネックスでは同製品を40MHz帯のデュアルチャネル対応製品へアップデートすると発表。ただし、利用する電波の変更を伴うためにユーザー自身でアップデートを行なうことはできず、希望者はプラネックスへ一旦製品を送付し、40MHz帯に対応させた製品をユーザーへ返却するという手続きが必要だった。

 このため、アップデートを行なっていない製品は20MHz幅でのみ通信できる製品でなければならないが、無線LANルータなどの親機が40MHz幅での通信に対応していた場合、該当の製品も40MHz幅で通信できてしまうことが判明。40MHz幅での通信においては未認証のため、未認証製品であることを理解した上で40MHz幅の通信を行なったユーザーは電波法違反に該当する恐れがあるという。

 プラネックスでは法令遵守のために全数を回収すると発表。製品に40MHzの認証シールを貼り付けた上で新たなドライバ・ユーティリティを収録したCD-ROMと一緒に返送する。


GW-US300MiniW GW-DS300N

関連情報

URL
  Draft IEEE802.11n 無線LANクライアント 一時回収についてのお詫びとお願い
  http://www.planex.co.jp/support/kokuchi/11n_client.shtml

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(甲斐祐樹)
2007/08/06 11:28
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