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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
カシオ、最短2ステップでアップロードできるYouTube対応デジカメ4機種

YouTube撮影モード
 カシオは、撮影した動画を最短2ステップでYouTubeにアップロードできる「YouTube撮影モード」を搭載した動画撮影対応のデジタルカメラ「EX-V8」「EX-S880」「EX-Z1080」「EX-Z77」の4機種を9月14日より順次発売する。

 4機種とも発売済み製品の上位機種または後継機種で、画像処理モジュールとして「EXILIMエンジン2.0」を搭載するほか、H.264形式の動画撮影に対応。動画共有サービス「YouTube」に最適化した設定で動画を撮影できる「YouTube撮影モード」も4機種とも対応し、専用のソフトを使えば最短2ステップで動画をYouTubeにアップロードできる。

 動画のファイル形式はMOVで、画質は「UHQ」「HQ」「Normal」「LP」の4種類。画面サイズはUHQ/HQ/NormalがVGA(640×480)、LPがQVGA(320×240)で、UHQとHQはワイド撮影(848×480)にも対応する。

YouTube撮影モードは画質がNormal設定で、ファイルサイズがYouTubeのアップロード制限である10分に合わせて最適化。撮影した動画はYouTube専用フォルダに保存され、専用ソフトからYouTubeへアップロードできる。YouTube撮影モードのフレームレートはEX-Z1080のみ25fpsで、それ以外は30fps。

 静止画機能では動態解析によるブレ軽減や自動追尾AFに加え、新たに沖電気の画像処理エンジン「FSE」(Face Sensing Engine)による顔認識機能も搭載。フォーカスロック後でに人物の顔が動いてもピントを合わせ続けられる。

 いずれもオープンプライスで、店頭予想価格はEX-V8が4万5,000円前後、EX-S880が4万円前後、EX-Z1080が4万円前後、EX-Z77が3万円前後の見込み。発売日はEX-V8とEX-S880、EX-Z77が9月14日。EX-Z1080はグレーのみ9月14日に発売され、ゴールドとピンクは9月21日に、ブラックとブルーは10月下旬に発売する。


EX-V8 EX-S880

EX-Z1080 EX-Z77

有効画素数約800万画素の光学7倍ズーム対応「EX-V8」

EX-V8
 EX-V8は、H.264形式に対応していた前モデル「EX-V7」と比べて有効画素数が720万画素から810万画素に向上した上位機種。動画再生中のズーム変更が可能なほか、CCDシフト式の手ブレ補正機能も搭載する。

 1/2.5型の正方画素原色CCDを搭載し、静止画は最大3,264×2,448ピクセル、動画は最大848×480ピクセルで撮影できる。ズームは光学7倍、デジタル4倍で、光学ズームとデジタルズームの併用時は28倍。

 レンズは明るさがF3.4~F5.3、焦点距離が約38~266mm(35mm判換算)。ISOは最大800(高感度モードのみ1600)。記録媒体はSDHC、SD、マルチメディアカード、マルチメディアカードplusをサポートし、内蔵メモリは11.8MB。入出力はUSB 2.0対応のクレードルで行なう。

 本体サイズは95.5×25.5×59.8mm(幅×奥行×高)、重量は約149g。電源はリチウムイオン充電池で、CIPA規格準拠の撮影枚数は約240枚、静止画の連続再生時間は約6時間、連続録音時間は約8時間。


動画専用ボタンを備えた薄型デジカメ「EX-S880」

EX-S880(シルバー)
 EX-S880は、有効画素数720万画素の薄型デジカメ「EX-S770」の画素数を820万画素に引き上げた後継機種。動画の撮影形式はMPEG-4からH.264に変更されたほか、顔認識機能も搭載。前モデル同様、撮影モードを切り替えることなく動画を撮影できるムービーボタンを搭載する。

 1/2.5型正方画素原色CCDを搭載し、撮影可能な画面サイズは静止画が最大3,264×2,448ピクセル、動画が最大848×480ピクセル。ズームは光学3倍、デジタル4倍で、デジタルズームと光学ズーム併用時は12倍。

 レンズは明るさがF2.7~F5.2、焦点距離が約38~114mm(35mm判換算)、ISOは最大800(高感度モードのみ1600)。記録媒体はSDHC、SD、マルチメディアカード、マルチメディアカードplusをサポートし、内蔵メモリは10.8MB。入出力はUSB 2.0対応のクレードルで行なう。

 本体サイズは94.5×17.3×60.4mm(幅×奥行×高)、重量は約128g。CIPA規格準拠の撮影枚数は約220枚、静止画の連続再生時間は約4時間、連続録音時間は約5時間10分。


EX-S880(ブラック) EX-S880(レッド)

有効画素数約1,000万画素で最大ISO6400の「EX-Z1080」

EX-Z1080(グレー)
 EX-Z1080は、前モデル「EX-Z1050」の後継機種という位置付け。有効画素数は1,010万画素で前モデルと変わらないが、暗いシーンでの撮影や手ブレ・被写体ブレの軽減効果を高めるIS06400の高感度をサポート。前モデル同様、最大7枚/秒の高速連射も対応する。

 レンズは1/1.75型正方画素原色CCDで、撮影可能な画面サイズは静止画が3,648×2,736ピクセル、動画が848×480ピクセル。ズームは光学3倍、デジタル4倍で、併用時は12倍。

 レンズは明るさがF2.8~F5.1、焦点距離が約38~114mm(35mm判換算)、ISOは最大3200(高感度モードのみ6400)。記録媒体はSDHC、SD、マルチメディアカード、マルチメディアカードplusで、内蔵メモリは11.4MB。入出力はUSB/AV接続端子で行なう。

 本体サイズは91.1×24.2×57.2mm(幅×奥行×高)、重量は約125g。電源はリチウムイオン充電池で、CIPA規格準拠の撮影枚数は約370枚、静止画の連続再生時間は約9時間50分、連続録音時間は約12時間。


EX-Z1080(ゴールド) EX-Z1080(ピンク)

EX-Z1080(ブラック) EX-Z1080(ブルー)

連射機能を搭載したエントリーモデル「EX-Z77」

EX-Z77(シルバー)
 EX-Z77は、前モデル「EX-Z75」と同じ有効画素数720万画素の薄型エントリーモデル。EX-Z75と比べて動画の撮影形式がMotion JPEGからH.264に改められたほか、最大5枚/秒の連射にも対応している

 レンズは1/2.5型正方画素原色CCDで、撮影可能サイズは静止画が3,072×2,304ピクセル、動画が848×480ピクセル。ズームは光学3倍、デジタル4倍で、併用時は12倍。

 レンズは明るさがF3.1~F5.9、焦点距離が焦点距離が約38~114mm(35mm判換算)。ISOは最大800(高感度モードのみ1600)。記録媒体はSDHC、SD、マルチメディアカード、マルチメディアカードplusで、内蔵メモリは11.4MB。入出力はUSB/AV接続端子で行なう。

 本体サイズは95.0×19.8×59.0mm(幅×奥行×高)、重量は約118g。CIPA規格準拠の撮影枚数は約190枚、静止画の連続再生時間は約3時間10分、連続録音時間は約3時間10分。


EX-Z77(ホワイト) EX-Z77(レッド)

EX-Z77(ピンク) EX-Z77(ブルー)

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.casio.co.jp/release/2007/exv8_s880_z1080_z77.html

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(甲斐祐樹)
2007/08/28 17:26
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