社団法人日本レコード協会(RIAJ)は4日、2007年上半期(1月~6月)の有料音楽配信売上実績を公表した。新たにサブスクリプション(定額制)サービスの項目が追加され、同項目のインターネットとモバイルを合わせた売上は3億9,100万円だった。
上半期の売上実績は、前年同月比142%の351億9,300万円で、数量は126%の2億2,590万6,000回と増加傾向を維持している。また、今回の実績発表からインターネット・ダウンロードとモバイルでは「音楽ビデオ」が、その他では「サブスクリプション」が単独項目として設けられている。
インターネット・ダウンロードの売上は前年同月比108%の26億8,600万円で、数量は120%の1,417万4,000回。売上内訳は、シングルトラックが103%の18億1,300万円、アルバムが118%の7億8,400万円、新設の音楽ビデオは8,800万円。また、数量はシングルトラックが119%の1,315万3,000回、アルバムが124%の67万6,000回、音楽ビデオが34万5,000回。
その他に分類されるサブスクリプションの売上は、インターネット向けが前年同月比733%の1億8,900万円、モバイル向けは2億200万円で、モバイルの前年同月比は公表されていない。同項目を四半期別に見ると、インターネット向けは第1四半期が9,600万円、第2四半期が9,300万円と若干減少している一方、モバイル向けは9,000万円から1億1,300万円へと上昇している。なお、それ以外のその他デジタル音楽コンテンツは、924%の2億5,700万円で、数量は55%の9,000回。
このほか、モバイルの売上は前年比143%の318億5,900万円で、数量は126%の2億1,172万3,000回。単独項目になった音楽ビデオは、売上が9億7,100万円で、数量は467万7,000回だった。
■ URL
ニュースリリース
http://www.riaj.or.jp/release/2007/pr070904.html
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(村松健至)
2007/09/04 12:36
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