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ソフィア、11b/gやW-SIMに対応した携帯/IP電話開発プラットフォーム
SandgateIII-P
ソフィアシステムズは18日、携帯情報端末やIP電話向けの開発プラットフォーム「SandgateIII-P(サンドゲートスリーピー)」を開発し、販売すると発表した。本体価格は60万円。
SandgateIII-Pは、携帯情報端末やIP電話向けのアプリケーション開発向けのプラットフォーム。本体は携帯電話型の筐体を採用しており、OSにはWindows EmbeddedCE 6.0およびLinuxを、プロセッサにはMarvell PXA310-624MHzを搭載。メモリは、フラッシュROMを256MB、DDRRAMを128MBを搭載し、2.2インチのQVGA(320×240ピクセル)液晶モニター、USBポート、MicroSDカードスロット、照明付きのナビゲーションボタン、平型ジャックのヘッドセット端子、バイブレータ機能、着信LEDなどを装備する。USBホスト機能なども搭載する。
通信機能では、IEEE 802.11b/gに準拠した無線LAN機能やIrDAによる赤外線通信に対応。また、W-SIMスロットを搭載しており、ウィルコムのPHSモジュール「W-SIM」を利用したPHSデータ通信も利用できる。このほか、Bluetooth、3軸加速度センサーおよび地磁気センサー、130万画素のカメラも搭載しており、別途ドライバまたはミドルウェアを開発することで利用できる。本体サイズは48×22×145mm(幅×奥行×高)で、重量は110g。
SandgateIII-Pの開発環境としては、SandgateIII-Pにデバッグボードが付属するほか、Windows EmbeddedCE 6.0またはLinuxのカーネル、ブートローダ、各種ドライバを収録したBSPを別途用意する。また、オプションの拡張ユニットを利用することで外部モニター出力、SDカードスロット、ステレオスピーカーなどの利用や動作確認も可能だ。このほか、デバッガやJTAGエミュレータもオプションとして用意する。
SandgateIII-Pの背面と左側面。背面にカメラを、側面にW-SIMスロットやUSBポートを装備する
SandgateIII-Pの右側面。MicroSDカードスロットや平型ジャックのヘッドセット端子、ボタンなどを装備する
SandgateIII-Pとデバッグボードやソリューションセット
SandgateIII-Pのハードウェアブロック
販売価格は、SandgateIII-Pの本体価格が60万円。Windows EmbeddedCE 6.0向けBSPやデバッガ、JTAGエミュレータなどを用意するソリューションセットの場合で98万円。初年度で100万セットの販売を見込んでいるという。
ソフィアシステムズの樫平扶会長は、SandgateIII-Pについて、従来製品の「SandgateVP」および「SandgateWP」と比較して「約2割のスピードアップを図ることができたほか、ビデオアクセラレータを搭載して動画配信やワンセグ放送向けの開発にも有効となった」と強化された点を説明。「従来製品の評価用ボードが持つ問題をすべて解決し、大幅に開発期間が短縮される」とSandgateIII-Pの強みをアピールした。
SandgateIII-Pを手に持つソフィアシステムズの樫平扶会長
SandgateIII-Pのターゲットユーザー
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URL
ニュースリリース
http://www.sophia-systems.co.jp/ice/press/2007-09-18.html
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