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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
NTT東日本、約3万件の顧客情報がWinny経由で流出

 NTT東日本は、同社の顧客情報約3万件がP2Pファイル交換ソフト「Winny」経由で流出していたと発表した。該当ユーザーに対しては個別に連絡を行なう。

 今回の情報流出は、NTT東日本東京支店の元社員がデータを無断で持ち出しており、該当のデータが保存されたPCがウイルスに感染したためにWinnyネットワーク上に流出した。NTT東日本では9月4日時点で同社の業務関連ファイルが流出していることを確認。さらに9月13日は顧客情報も流出していることを確認し、9月20日に流出件数や項目が特定できたことから発表に至ったとしている。

 流出した情報は顧客情報が31,096件で、内訳は個人が19,821件、法人が11,275件。東京支店元社員が所持していたデータのため大多数が東京支店エリア内のデータだが、契約種別は電話、インターネットを含め多岐に渡るという。

 流出情報に含まれていたのは氏名もしくは会社名、住所、電話番号で、うち4件については銀行の口座番号も含まれていた。このほか社員情報もグループ会社社員や元社員を含め10,193件が流出しており、こちらは氏名、所属組織、電話番号、メールアドレスが含まれている。

 該当するユーザーには速やかにお詫びと事情説明を行なうほか、問い合わせを行なったユーザーには情報流出に該当するかどうかを調査して回答する。また、再発防止策として秘密情報流出防止対策ソフトの導入による外部記録装置接続の制限に加え、グループ会社を含む全社員に対してファイル交換ソフトの起動禁止や会社情報の検査・削除を行なうツールを配布、自宅での会社情報の保管禁止やファイル交換ソフトの利用禁止を徹底するとしている。


関連情報

URL
  お客様情報等の流出に関するお詫びとお知らせ
  http://www.ntt-east.co.jp/release/0709/070920a.html


(甲斐祐樹)
2007/09/20 19:46
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