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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
Broadcom、IEEE 802.11n ドラフト2.0準拠のシングルチップ「BCM4322」

BCM4322の実装イメージ
 米Broadcomは26日、IEEE 802.11n ドラフト2.0に準拠したシングルチップソリューション「BCM4322」を発表した。すでにサンプル出荷を開始しており、2008年第1四半期をめどに量産出荷を開始するという。

 BCM4322は、IEEE 802.11nに対応した「Intensi-fi」ファミリの第2世代にあたるチップ。65nmプロセスを採用して設計されたシングルチップ構成の製品で、11nのシングルチップ製品は世界初だとしている。また、従来品と比較してコンポーネント数を2/3に減少したほか、電力消費は最大50%、メーカーの部品原価コストは最大40%まで削減できるとしている。

 仕様面では、IEEE 802.11n ドラフト2.0に加え、5GHz帯のIEEE 802.11aと2.4GHz帯のIEEE 802.11b/gに準拠。通信速度は理論値で最大300Mbps、実測値で最大200Mbps以上のスループットを謳っている。セキュリティ面では、WEPやWPA、WPA2、IEEE 802.1Xなどをサポート。また、WPSやWMMにも対応した。

 Broadcomは、製造コスト削減によって無線LAN機器の普及拡大できると説明。また、チップの小型化によって、テレビやSTB、ビデオカメラなどの無線LAN機能を搭載が難しかった家電製品にIEEE 802.11nを実装できるようになるとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://ja.broadcom.com/press/release.php?id=1055734
  製品情報
  http://ja.broadcom.com/products/Wireless-LAN/802.11-Wireless-LAN-Solutions/BCM4322

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(村松健至)
2007/09/27 12:23
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