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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
ウィルコム、次世代PHSで2.5GHz帯免許を申請

2006年に行なわれた報道向け公開実験で公開された次世代PHSアンテナ
 ウィルコムは28日、2.5GHz帯の周波数を使用する広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)について、次世代PHSを用いた特定基地局の開設計画の認定申請を総務省に提出したと発表した。

 次世代PHSは、ウィルコムが提供する現行PHSの技術をベースとして高速化を図った通信システム。現行PHSでサポートするアクセス方式のTDMAに加え、WiMAXなどでも採用しているOFDM技術、IEEE 802.11nの高速無線LANで用いられているMIMO技術などを導入することで最大20Mbps以上の通信速度が実現できるとしており、すでに上下20Mbpsの伝送速度を実証実験で達成したとの発表も行なっている。

 ウィルコムでは約16万カ所の基地局で構成される現行PHSのシステムで全国をエリア化してきた実績をベースに、次世代PHSも同様のマイクロシステムで展開することでより高い周波数有効利用率を実現できると説明。また、現行PHSのネットワークを有効活用することで、総務省の指針で義務づけられている「5年以内で人口カバー率50%」を踏まえた次世代PHSの効率的な展開を図るとしている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2007/09/28/index_02.html

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(甲斐祐樹)
2007/09/28 17:48
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