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【 2009/12/25 】 【 2009/12/24 】 |
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| アセロス、小型・低消費電力のノートPC向け無線LANソリューション | ||||||||||||||||||||||||||
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アセロス・コミュニケーションズは、IEEE 802.11n ドラフトに準拠したノートPC向けの無線LANチップ「AR9280」「AR9281」を発表した。すでにサンプル出荷を開始しており、2008年の春から夏にかけて搭載製品が発売される見込み。サンプル価格は非公表。 ■ ノートPC向けに小型・低消費電力化。低価格化も実現
ノートPC向けに低消費電力化も図られており、送受信データ量が少ない場合やバッテリ使用時にMIMOの構成を1×1に切り替える「Dynamic MIMO Power Save」、アクセスポイントとクライアントのデータ伝送をできるだけ同期することでクライアントをより長くスリープモードに保つ「Unscheduled Automatic Power Save Delivery（UAPSD）」といった機能を搭載。また、ハードウェア上で直接ビーコンを受信してPCのホストCPUをスリープモードとし、総合的なシステムパワー削減を図る「Wake-on-Wireless（WoW）」も対応する。 製品の違いはAR9280がIEEE 802.11a/b/g対応で、2つの空間ストリームを使う送信2×受信2構成であるのに対し、AR9281はIEEE802.11b/gのみ対応で、構成も送信1×受信2と異なる。AR9280は送受信ともに理論値最大300Mbpsをサポートするが、AR9281は受信が最大300Mbps、送信は150Mbpsとなる代わり、AR9281よりも低価格で提供できるという。 3×3構成のアクセスポイントなど構成が異なる製品とも、製品間で最適な空間ストリーム数での通信が可能なほか、Dynamic MIMO Power Saveもクライアントのみで実現できるため、既存のアクセスポイントでも利用できるという。また、同チップを用いたアクセスポイント用のデザインも提供を予定しているとした。
■ イーサネットやGPS参入で無線LAN中心のトータルソリューションを目指す
また、イーサネットのソリューションを持つことで「高いパフォーマンスを要求されるIEEE 802.11nに対して、ネットワークプロセッサやイーサネットの処理も必要となり、デザインのバランスが要求される」とコメント。「ネットワークの主要コンポーネントをソリューションとしてセット提供できる」とのメリットを示した。 アセロスでは同日、GPSのチップセットとソフトウェアを提供する米u-Nav Microelectronicsを買収、製品ラインナップにGPSが加わると発表した。大澤氏は「u-Navは創業時から400万チップセットを出荷しており、GPS業界で実績がある」と説明。「高性能で低電力、低コストのGPSチップを提供しており、アセロスと共通の企業風土を持っている」と述べ、「アセロスの顧客もGPSを待ち望んでいる」とした。 大澤氏は同社の業績についても触れ、「連続10四半期に渡り成長を遂げており、複合年間成長率は80％、売上も2007年第2四半期からは100万ドルを超えた」と説明。AR9280/AR9281の投入によってノートPCのIEEE 802.11n化を進め、IEEE 802.11n市場の本格的な立ち上がりを期待するとともに、イーサネット市場によるトータルソリューション、GPS市場への参入など無線LANを軸としながらもビジネスを拡大していくとした。
■ ＵＲＬ アセロス・コミュニケーションズ（英文） http://www.atheros.com/ （甲斐祐樹） 2007/12/18 16:24 |
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