Opera Softwareは5日、スマートフォン向けのブラウザ「Opera Mobile」の最新版「Opera Mobile 9.5」を発表した。2008年春にメーカーなどへのOEM提供を開始する予定だが、一般向けのベータ版も公開する予定。
Opera Mobile 9.5ではレンダリングエンジン「Presto」のバージョンアップにより、ブラウジング時の高速化を実現。JavaScriptやAjaxが多用されているWebサイトでも応答速度が改善されており、Internet Explorer Mobileと比べて2.5倍の高速化を実現したとしている。インターフェイスも一新し、画面下部にホームボタンやお気に入りボタンなどが搭載された。
画面のズーム機能も拡張され、従来の拡大・縮小表示機能に加えてダブルタップで任意の部分のみをを拡大できる「Opera Zoom」機能を搭載。ダブルタップを繰り返すことで元の縮尺に戻すことができる。Flash Lite 3にも対応するが、Flash機能の搭載はOEM先の要望次第で実装するという。ウィジェットによる機能拡張も可能になり、オフラインブラウジング、URLのオートコンプリート、パスワードマネージャといった機能も備えた。