Broadband Watch logo
最新ニュース
【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
メタバースポータル「THE SECOND TIMES」がアワードを実施

「Virtual World of the Year 2007」受賞者と審査員の面々
 メタバース(3D仮想世界)に関するポータルサイト「THE SECOND TIMES」は、3Dコミュニティサービスにおけるコンテンツや技術を表彰する「Virtual World of the Year 2007」を開催し、大賞作品を2月7日に発表した。

 Virtual World of the Year 2007は、国内のSecond Lifeをはじめとした3D仮想世界を利用したコミュニティサービスにおける個人、団体、企業の優れた試みを表彰し、業界の発展に寄与することを目的に開催されたアワード。2007年度が第1回目の開催で、2007年12月よりエントリー受付を開始し、2月7日に大賞を発表する。

 大賞は、デザイン部門、コミュニティ部門、話題部門、企画部門、テクニカル部門、企業部門の6部門を用意。審査員は、審査委員長をデジタルハリウッド大学・大学院学長の杉山知之氏が担当するほか、インプレスR&D代表取締役社長の井芹昌信氏、アーティストの河口洋一郎氏、インフォバーン代表取締役会長の小林弘人氏、駒澤大学グローバル・メディアスタディーズ学部准教授の山口浩氏が参加している。

 デザイン部門では、石川県金沢市の景勝をSecond Life内に再現した「兼六 kenroku」が、コミュニティ部門では、ゲーム「クーロンズゲート」の世界を再現した「Neo Kowloon(ネオクーロン)」が、話題部門では全編をSecond Life内にて収録した日本テレビのテレビ番組「デジタルの根性」が選出された。このうち、「Neo Kowloon」の受賞については「Second LifeとSNSを組み合わせて、クーロンズゲートのファンのための場を提供したことを評価した」としている。また、デジタルの根性は受賞を受けて4月より「Second Life以外のメタバースも散歩しようかと思っている」と今後の展望を表した。

 また、企画部門では「平成19年新潟中越沖震災募金活動」が、テクニカル部門ではEXPのチャット翻訳HUD「EXP」が、企業部門ではデジタルハリウッドが大賞に選出された。新潟中越沖震災募金活動は「公共性を評価した」として受賞したほか、デジタルハリウッドについては「メタバースの広がりを早く察知してセミナーや講演を行ない、仮想世界の啓蒙普及で非常に大きな役割を果たした」として評価していた。

 このほか、審査委員特別賞では話題部門でノミネートしていたSecond Lifeでのミュージシャンらの活動が、特別賞では企画部門でノミネートしていた環境保護を目的としたチャリティ企画「八国山アイランド」が受賞している。


関連情報

URL
  Virtual World of the Year 2007
  http://www.secondtimes.net/sp/vwoty2007/
  THE SECOND TIMES
  http://www.secondtimes.net/


(大久保有規彦)
2008/02/08 11:12
Broadband Watch ホームページ
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.