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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
AMDアワード大賞は「Wii Fit」。「iPod touch」「初音ミク」なども受賞

第13回 AMD Awardの受賞者/審査員などの面々
 AMDアワードは、総務省の支援の元で1995年から開催されているデジタルコンテンツ制作者を表彰する賞。第13回目ではマルチユースを目的とした放送コンテンツの企画を公募する「企画部門賞」が新たに新設されている。

 第13回AMDアワードの大賞/総務大臣賞は、任天堂の「Wii Fit」が受賞した。授賞式には任天堂の宮本茂専務取締役が登場し「暗中模索というか、五里霧中というか、本当に売れるとは思っていなかった。大変な悩みの中で進んできた」と開発の苦労をコメント。「春以降は世界中で販売を開始するので、日本のコンテンツに力があることを示すことができると思う」と、今後の展開と期待も語った。

 また、AMD理事長賞はケータイ小説や映画などでヒットを記録した「恋空」を手がけた魔法のiらんどらの「恋空プロジェクト」が受賞した。優秀賞では、アップルのオーディオプレーヤー「iPod touch」、角川モバイルやNTTドコモらによるコンテンツ「きまぐれロボット」、NHKの番組「着信御礼!ケータイ大喜利」、ニコニコ動画などで公開され人気となったコンテンツ「ねこ鍋」、クリプトン・フューチャー・メディアによるボーカル音源ソフト「初音ミク」などの作品が受賞した


AMDアワード大賞の受賞旗を掲げる任天堂の宮本茂氏 「きまぐれロボット」のNTTドコモの代表として夏野剛氏も出席

 このほか、功労賞は株式会社ポケモンの代表取締役社長である石原恒和氏が、新人賞にあたる江並直美賞はWebデザイナーの勅使河原一雅氏が受賞。リージョナル賞では、ネットトレンドが運営している、宮城県仙台市の情報発信に特化した動画共有サイト「ミヤング」が受賞した。企画部門賞では、イノベーティブ企画賞で6作品が、オリジナル企画賞で7作品が、クリエイティブ企画賞では6作品が選出されている。

 第13回AMDアワードについて、審査委員長を務める東京大学大学院の浜野保樹教授は「恋空のような表現をしたい個人による作品から、Wii Fitのような宮本茂氏が手がける作品まで、対極的な作品が選出された。時代の大きな変わり目にあたって、大変ユニークな作品が、AMDならではの切り口で選ばれたと思う」と総括した。


授賞式の司会は明和電機の土佐信道氏が担当。「13kgの重いメディア」という「パチモク」も披露した

関連情報

URL
  AMD Award
  http://www.amd.or.jp/

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(大久保有規彦)
2008/03/11 11:13


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