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「バージョン 2.20」更新内容の一部
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ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン(SCEJ)は、プレイステーション 3(PS3)でWebブラウザやPSP連携、映像関連の機能を強化する新ファームウェアを公開した。
新たに公開されたファームウェアは、「バージョン 2.20」。Webブラウザ機能「インターネットブラウザ」では、表示速度の向上やファイルリンク先の保存機能を追加。また、Webページ上に直接リンクされている動画ファイルのストリーミング再生に対応した。なお、再生可能なファイル形式はWMVやDivXといったPS3がサポートする形式に限られる。
PSP連携では、「ミュージック」や「フォト」で作成したプレイリスト情報を、コンテンツとともにPSPへ転送。これにより、PS3上で設定したプレイリスト順にコンテンツ再生ができるようになる。
映像関連では、「BD Profile 2.0」に対応し、インターネットを利用したコンテンツが楽しめる「BD-Live」に対応する。また、2GBを超えるDivXやWMVファイルの再生、DivXファイルに含まれる字幕表示が可能になった。
このほか、PS3で再生したBlu-ray DiscやDVDについて、電源をオフにした場合やディスクを抜いた場合でも、レジューム再生できる機能が追加された。ただし、一部ディスクに関してはレジューム再生できない場合があるという。
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インターネットブラウザの表示速度向上や動画のストリーミング再生に対応
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ファイルリンク先の保存機能も追加された
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■ ATRAC形式のDRM楽曲をDLNA経由で再生可能に。LTH BD-Rメディアもサポート
バージョン 2.20では合わせて、DLNAサーバーに保存する一部の著作権保護コンテンツの再生に対応。現時点で「ミュージック」コンテンツに限られ、対応ファイルはmoraおよびAny Musicで購入したATRAC形式のDRM楽曲。対応機種としては、「Vaio Media Integrated Server Ver.6.1/6.2」をインストールしたVAIO、またはNET JUKE「NAS-D55HD/D75HD/D95HD」になる。
リモートプレイ機能では、PSPからPS3の一部設定項目が操作可能になった。また、リモートプレイ中の音声出力先を、PS3とPSPから選択できる。
「ビデオ」関連では、LTH(Low to High:有機色素系)のBD-Rメディア再生に対応。加えて、映像の輪郭部分に発生するモスキートノイズ(ちらつき)を低減する「モスキートノイズリダクション」機能も追加された。
このほか、Bluetooth機器の登録方法が変更されるとともに、登録機器の管理機能を追加。「フォト」「ミュージック」では、プレイレスト編集中にコンテンツを再生して確認できるようになった。
■ URL
PS3 システムソフトウェア アップデート
http://www.jp.playstation.com/ps3/update/
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(村松健至)
2008/03/25 12:45
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