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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
ハドソン、iPod touch向けサイトのイベントを開催。SDKタイトルを予告

 ハドソンは29日、iPod touch向けサイト「Do the Hudson!!」を紹介するイベント「Do the Hudson!! with 高橋名人」をアップルストア銀座で開催した。イベントでは、今後提供を予定する新作コンテンツやゲーム大会などが行なわれた。


サイトリニューアルを実施。SDKタイトルは20以上を提供予定

Do the Hudson!!
 「Do the Hudson!!」は、2007年12月にベータ版提供を開始したiPod touchおよびiPhone向けサイト。Ajaxによるゲームコンテンツのほか、高橋名人のブログ「16連射のつぶやき」などをiPod touch/iPhoneの画面に最適化して提供を行なっている。また、2008年1月30日には英語版対応も実施した。

 イベント前日の28日にはリニューアルを実施し、iPod touchの画面をモチーフに、画面の回転やひび割れ、爆発などのトリック映像を提供する「touch Trix」を新たに開始。ゲームコンテンツも順次追加されており、同日時点で13タイトルになるという。このほか、ハドソンの新作ソフトを紹介するコーナーも用意し、今後はニュースサイトと連携したニュースコーナーの開設が予定されている。

 ハドソンの執行役員 ネットワークコンテンツカンパニー プレジデントの柴田真人氏は、「Do the Hudson!!はグローバル展開を視野に戦略を考えている」と説明。「現在、コンテンツの英語対応が済んでいるが、それ以外の言語に関しても積極的に取り組んでいきたい」という。

 また、英語版対応が完了した1月30日から3月24日までのアクセス状況も紹介した。それによれば、1日あたりのPVは1,000PV超から多いときで2,000PV超で、日本からはiPod touchからのアクセスはまだ少ない状態という。国別アクセス数は、海外が7割を超える時もあったが、同期間では日本が61%、米国が21%、フランスと英国が各2%と続いているとした。

 加えて、米Appleが3月6日(現地時間)に公開したiPod touchおよびiPhone向けの「SDK(Software Development Kit)」にも言及。柴田氏は「ラインナップ選定に向けて動き出しており、20タイトル以上を投入すべく力を入れている」と、ハドソンとして対応する意向を示した。

 柴田氏は「複数の入力を同時に行なえるマルチタッチ機能は、今までになかったもの」と語り、「ゲームメーカーとして、どういったものが提供できるかチャレンジしたい部分」とした。提供検討タイトルとしては、ボンバーマンを一例として挙げ、「従来の操作では面白くないので、加速度センサーやZ軸、傾きを活用していきたい」という。

 さらに「ネットワークとZ軸を使い、“卵”がキーになるタイトルを考えている」と発言。「今まで世の中にはなかった、新しいゲームが出せると思っている」と抱負を語り、これらタイトルを含めて「是非楽しみにして欲しい」と付け加えた。


ハドソンの柴田氏 SDKを利用して20ゲーム以上を提供

ゲームのイメージ例。このうち、1タイトルは実際に企画を進めているという 企画中タイトルに関連するキーワード

高橋名人が登場。iPod touchゲームや新Podcast番組のアイデアを披露

高橋名人
 イベントではまた、高橋名人と、Webサイト「iPhone・iPod touch ラボ」を運営する近江幹氏による対談やゲーム大会も行なわれた。

 高橋名人は、「初めてのMacはSEで、メモリを増量して100万円ぐらいになってローンで購入した」とコメント。iPodは初期モデルから10台程度購入しているとのことで、「(2007年9月に)iPod classicと第3世代iPod nanoが出たときは、どちらにしようか悩んだが結局両方買った」と語り、「通勤時などシーンに分けて使い分けている」とした。ちなみにiPod touchも16GBモデルに加え、後日登場した32GBを入手したという。

 iPod touch向けゲームに関しては、ハドソンが発売している「てくてくエンジェル」を紹介し、「加速度センサーがあるので、散歩計として活用したゲームになるのではないか」とのアイデアを披露。iPod touchに対しても、ゲーム的な考えを積極的に取り入れたい考えを示していた。

 また、iPod touchの将来に関しては、「いろいろな機能が搭載されて欲しい」とコメント。「普段、PDAやノートPC、デジカメ、携帯電話と複数の機器を持ち歩いており、1台で済むようにしたい」という。その上で、「多くの機能が搭載されているという意味ではiPhoneに期待していて、日本でも登場することを本当に期待している」と語った。

 対談では事前にハドソンが用意したiPod touchとハドソンに関連する単語を、イベント参加者に選んでもらい答えるコーナーも設けられた。その中でPodcastに関する質問が寄せられ、高橋名人は「去年までPodcast番組をやっていたが、ラジオと違って、ダウンロードして聴きたいときに分けて聴くことができるのは良い」と回答した。

 高橋名人はこのほか、「職場から見える東京タワーを毎朝紹介していくようなビデオPodcast番組をやりたいと考えている」と語り、「もう少ししたら始めたい」と付け加えた。


「iPhone・iPod touch ラボ」の近江氏 これまで購入したiPodを次々紹介。バイクで使ったHDDタイプのiPodは「振動で2日で故障してしまった」という

「iPod touch」向け「名人をさがせ!」を利用したゲーム大会も行なわれた 合計2回実施され、参加者には景品が贈呈された

関連情報

URL
  Do the Hudson!!
  http://touch.hudson.co.jp/

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(村松健至)
2008/03/31 11:21


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