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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
講談社、全コミック誌を網羅したポータル。試し読み機能も導入

講談社コミックプラス
 講談社は、同社が刊行する全16コミック雑誌の情報を集約したポータルサイト「講談社コミックプラス」ベータ版を4月1日に開始する。利用は無料で、2008年5月にグランドオープンを予定する。

 講談社コミックプラスは、週刊少年マガジンやモーニング、月刊少年ライバルといった男性向けコミック誌と、なかよしや別冊フレンド、Kissといった女性向けコミック誌の全16誌(別冊・増刊も対象)、単行本1万巻の情報を提供するポータルサイト。現時点で各誌が独自のサイトを運営しているが、将来的にはオンラインコミック媒体も含めてコミックプラス内に集約する考えという。

 サイトでは、タイトル名や著者名、フリーワードによる検索が可能で、検索結果ページでは作品情報も表示する。また、ジャンルタグやコミックのキーワードをクリックして、関連する作品をビジュアル的に表示する「直感ナビ」機能を用意。同機能では、関連づけられた作品やタグをクリックすると、該当作品を次々と表示することが可能になる。

 加えて、講談社コミックプラス上で作品を試し読みできる機能を用意。現時点で303点になるが、将来的には全作品を試し読みの対象にしたいという。さらに会員登録(無料)した場合には、試し読みページが6ページから30ページへと拡大する。

 会員登録ユーザーには、ジャンル投票企画や応援メッセージ投稿機能なども用意する。また、参加に応じてポイントも付与し、会員限定プレゼントやデジタル景品のプレゼント応募といった特典を受けられる。

 デジタルコミックの販売も2008年夏に開始する考えで、インターネット先行で新たな作品を発表するなど、新たな広告収益を上げられる媒体としての活用も検討。サイト開設から1年で50万人の会員獲得が目標という。

 講談社では、近年の読者傾向として単行本だけを買う層が増えてきていると指摘。その上で、読者が新たなお気に入りの作品に出会い、作品を掲載するコミック雑誌を見つけられるサイトを目指すとしている。

 また、サイト内における読者の行動にもとづいて、これまで出版者側で把握しにくかった同一読者が好む作品群を調査していく。これをもとに、本誌やジャンルを越えた複数作品の展開などマーケティングツールとしての活用も目指していくという。


「直感ナビ」イメージ画面

関連情報

URL
  講談社コミックプラス
  http://kc.kodansha.co.jp/

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(村松健至)
2008/04/01 13:53


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