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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
NTT社長会見、2011年度の光サービス黒字化など今後の展開を説明

 NTT(持ち株)は、5月13日に行なった三浦惺社長による社長会見の要旨を公開した。

 会見では2007年度決算についての説明が行なわれ、営業利益が前期比347億円増の1兆3,046億円で4期ぶりの増収となったことを公表。2008年度の業績予想については150億円増の1兆1,600億円と2期連続の増益を見込んでいる。あわせて、グループ企業の次期社長就任についての説明も行ない、NTT東日本ではNTTの江部努副社長が、NTT西日本では同社大竹伸一副社長が、NTTドコモでは同社山田副社長が就任予定であることを明らかにした。


NGNエリア拡大や新規上位レイヤーの創造、移動系との連携強化が今後の目標

 あわせて、今後の事業戦略についての説明も行なわれた。三浦社長によれば2004年の中期経営戦略発表後から光サービス契約者数が900万契約となり、見込んでいた数字よりは低いものの、ブロードバンドの中心的なサービスに位置づけられるようになったと説明。今後の展望については、インフラをベースとした新サービスの開発・提供が大きな柱となるほか、2010年度には固定通信と移動通信がシームレスになると認識。Super 3Gなどによる移動系のネットワーク構築を進めていく方針を明らかにし、今後のサービス展開では2012年度をベースに本格的な固定系と移動系の融合時代を展望することが中期的な見方として必要であるとの考えを示した。

 また、重点分野としてNGNや3Gなどを活用したビジネスの展開を挙げ、積極的な収入拡大を目指したデータ通信系サービスの提供、リモートサポートなどの情報通信端末機器の保守サービスなどオプションサービスの拡充、ISP/ポータル/映像配信など上位レイヤービジネス拡大、新たなIP系上位レイヤービジネスの創造といった目標を公表。3Diへの出資をはじめとした積極的な提携を進めるほか、PCと携帯電話のサービス連携加速を目標に、NTTドコモからNTTレゾナントへ出資する考えも明らかにした。


2010年度にNGNを光サービスエリアに拡大。2011年度に光サービス黒字化達成を

 光サービスの黒字化については、「非常に厳しい」としながらも2010年度までに2,000万加入とする目標を改めて示し、達成の暁には光サービスの黒字化を図るとして2011年度の単年度黒字化を実現する目標を公表。黒字達成には、様々なサービスの提供を通して光のAPRU向上や、設備投資の効率化、販売関連コストなどの削減を徹底するとしている。

 光サービスのNGNへの移行については、2010年度までにNGNのサービスエリアを現在の光サービス提供エリアまで拡大。2010年度までは需要対応での移行を進め、2010年度以降は計画的に移行し、2010年度を目途に既存のIP網をNGNに巻き取っていく方針を明らかにした。移行については、品質の良いサービスである点と既存の光サービス設備との二重設備によるコスト増大を考慮し、最小限のコストで移行が行なえるよう技術開発を含めグループを挙げて取り組むとしている。あわせて、PSTN網の今後についても2010年度には一定の考えを公表する予定であること明らかにした。


関連情報

URL
  NTT社長会見
  http://www.ntt.co.jp/kaiken/index.html

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(大久保有規彦)
2008/05/16 13:15


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