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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
MM総研調査、ブロードバンド加入件数は2,880万件。ADSLは約130万件減少

2008年3月末時点のFTTH契約数シェア
 MM総研は28日、2008年3月末時点のブロードバンド回線事業者の加入件数の調査結果を公表した。ADSL/FTTH/CATVインターネットの加入者数は2,880万件で、2007年3月末から234万件の増加となった。

 FTTHの加入者数は1,217万件で、2007年3月末から335万8,000件の増加。事業者別シェアでは、1位がNTT東日本の40.8%、2位がNTT西日本の31.3%で、NTT東西のシェアが70%以上を占めている、3位以下はKDDIが5.8%、UCOMとケイ・オプティコムがそれぞれ5.6%となっている。

 一方、ADSLの加入者数は1,270万5,000件で、2007年3月末から129万5,000件減で大幅な減少となった。事業者別シェアではソフトバンクBBが37.9%で1位となり、以下NTT東日本が19%、NTT西日本が17.7%、イー・アクセスが14.5%、アッカ・ネットワークスが7.5%と続く。このほか、CATVの加入者数は379万件で、2007年3月末から14万件の増加となっている。

 ISP事業者別の契約者数およびシェアは、FTTHではNTTコミュニケーションズ(NTT Com)のOCNが353万5,000万件と1位で、29.0%のシェアを占めている。2位以下はNECビッグローブが132万件(10.8%)、NTTぷららが119万件(9.8%)、ニフティが96万件(7.9%)。また、ADSLではソフトバンクBBが480万9,000件で37.9%のシェアを占めており、以下NTT Comが228万9,000件(18.0%)、KDDIが139万6,000件(11.0%)、ぷららが101万件(7.9%)となっている。

 MM総研による今後の見通しは、FTTHでは2009年3月末には1,575万件、2010年3月末には1,980万件、2011年3月末には2,430万件まで拡大する見通し。一方、ADSLは2008年3月末には1,271万件、2009年3月末には1,090万、2010年3月末には890万まで落ち込むとしている。ブロードバンドサービス全体では、2009年3月末には3,090万件、2010年3月末には3,330万件、2010年3月末には3,580万件に増加すると予測している。


ISPのFTTH契約件数シェア 固定系インターネットサービスの需要予測

関連情報

URL
  MM総研
  http://www.m2ri.jp/

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(大久保有規彦)
2008/05/28 17:00


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