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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
博報堂DYMP調査、若年層でYouTubeやニコニコ動画の利用が定着

 博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所は8日、生活者のメディア接触状況を分析する「メディア定点調査 2008」の結果を公表した。

 メディア定点調査は、ハードウェアやサービスに対する人々の接触実態を把握し、広告メディア市場形成の今後を模索するのを目的に2004年から実施されているもの。今回の調査では、東京都/大阪府/高知県に在住の15歳から69歳の男女個人を対象に、郵送調査法で実施。サンプル回収数は1867件(サンプル発信数は2186件)。

 東京地区の調査結果によれば、テレビ/ラジオ/新聞/雑誌のマス4媒体と、PC/携帯電話のインターネット2媒体を合わせた、1日あたりのメディア接触総時間は約5時間20分。2007年調査時から約5.6分減少しているが、男性40代/50代/60代と女性60代では上昇傾向を見せた。一方、男性20代と女性30代/40代では5時間を割り込み、接触時間はそれぞれ4時間半前後となっている。

 インターネットの接触時間は、PCからが59.4分で、携帯電話からは17.7分。PC経由の接触時間は2007年から2.4分減少しており、同研究所では飽和の可能性があると推測している。また、携帯電話経由では3.6分増加しており、増加傾向が続いているという。

 インターネットの接触時間はまた、性別や年代によって大きな違いを見せている。男性では、10代と20代、30代でPC経由の接触が80%以上あり、女性で最も高い数値を見せた20代の66.8%を上回っている。一方、携帯電話経由の接触時間を見ると、10代の女性が74.1%と最も高く、PC経由の接触時間を30分以上上回った。

 合わせて同調査では、YouTubeやニコニコ動画をはじめとした動画共有サービスや、携帯小説などに関する利用経験率も実施。このうち、動画共有サービスの利用割合は38.8%と前年から9.6ポイント上昇。若年層の利用割合は、10代の男性が69.4%、女性が81.6%、20代の男性が70.0%、女性が68.6%となり、同研究所は若年層を中心に定着しつつあると分析している。


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  ニュースリリース
  http://www.media-kankyo.jp/#newsarticle@22


(村松健至)
2008/07/08 15:42


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