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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
楽天リサーチ調査、電子マネーに対する満足度は72.5%

 楽天リサーチは21日、電子マネーに関するインターネット調査の調査結果を公表した。

 本調査は、楽天リサーチ登録モニターのうち、電子マネーを利用する全国20~60代の男女1000名(男女各500名、年代別では各200名)を対象に行われたもの。調査期間は7月18日から23日まで。


利用する電子マネーは「Edy」「Suica」が28%前後と拮抗

利用する電子マネー割合
 調査結果によれば、最も利用されている電子マネーは「Edy」の28.2%と1位だが、JR東日本エリア限定の「Suica」が28.1%と同程度の利用割合だった。3位以降は、「nanaco」の12.9%、「PASMO」の8.7%、「WAON」の6.6%と続いた。一方、年代別に見た場合、30代以上でSuicaの利用割合が第1位だった。

 電子マネーにおける1カ月の利用金額は、3000円未満の利用割合が43.4%と4割以上を占めた。内訳は「1000円未満」が19.3%と最も多く、次いで「1000円から1999円」が12.8%、「2000円から2999円」と「1万円から1万9999円」が各11.3%。また、電子マネーの利用理由に関しては「支払いが簡単だから」が78.4%と最も高い数値を示した。

 満足度は合計値72.5%(「非常に満足」「ある程度の満足」の合計)で、不満の7.6%(「やや不満」「非常に不満」の合計)を大きく上回った。項目別に見ると、「決済方法」や「入金方法」、「入金できる限界額や単位」で満足度が高かったという。一方で、「使用できる店の多さ」には36.7%の不満が寄せられ、楽天リサーチでは「利用ニーズに購買インフラが追いついていない」と指摘している。

 電子マネーを選択する際の重視点は、「利用時にポイントが付く」が58.9%、「普段よく利用する店で使える」が43.3%、「チャージできる場所の多さ」が35.8%、「使える店の数が多い」が33.4%と上位。また、今後使用できる望ましい場所に関しては「スーパー」の51.4%や「コンビニエンスストア」の43.0%、「自動販売機」の41.0%が上位3位につけた。


1カ月の利用金額 項目別の満足度

おサイフケータイ利用は約3割。ポイントプログラムは性別・年代で差

利用するポイントプログラム
 楽天リサーチでは合わせて、「おサイフケータイ」の利用動向調査も実施。それによれば、利用割合は30.3%で、内訳はNTTドコモの60.1%、auの27.4%、ソフトバンクが12.5%。また、満足度は66%だった。

 このほかポイントプログラムの利用状況は、「ANAマイル」が17.9%と1位。2位は「楽天スーパーポイント」の13.7%、3位は「nanacoポイント」の12.3%、4位が「Suicaポイント」の11.7%。楽天リサーチによれば、ANAマイルの利用は30代男性が29.0%と特に高く、nanacoポイントは女性50代層で17.0%と最も利用されているとした。また、「WAONポイント」の利用は、男性が1.6%に対し、女性が10.6%と違いが見られた。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://research.rakuten.co.jp/report/20080821_01/

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(村松健至)
2008/08/21 15:39


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