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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
ネット対戦できる「ネットカードダス」発表会に福井裕佳梨が登場

 バンダイは4日、インターネットカードゲーム「ネットカードダス」の第1弾で12月18日に発売する「ガンダムクロニクルバトライン」の完成披露会を開催した。会見には、ゲームのナレーションを担当した福井裕佳梨がゲストとして登場した。


カードとネットを組み合わせた「ネットカードダス」

ガンダムクロニクルバトライン
 ネットカードダスは、2008年で20周年を迎えた「カードダス」シリーズの新商品。デジタルカードゲーム筐体「データカードダス」に続く、カードとPC・ネット環境の融合を目指したインターネットカードゲーム。カードの購入は有料だが、ゲーム自体は無料でプレイできる。

 第1弾の「ガンダムクロニクルバトライン」は、テレビアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズを題材にしたタイトル。USB接続のバーコードリーダー「coscaペン」と固定カード18枚をセットにした「スターターキット」は2625円、全90種の中からランダムに3枚が封入された「ブースターパック」は1セット315円。

 同タイトルでは、「メカニクス(モビルスーツ)カード」と「パイロットカード」、「カスタムカード」の3種類を1ユニットとして合計20ユニットのデッキを作成。専用サーバー上に他ユーザーが登録したデッキとのオンライン対戦が楽しめる。また、ハンドルネーム(HN)を指定した友人との対戦は、練習モードでのみ利用できる。


ゲームで使用するカードは3種類 スターターキットにはバーコードリーダー「coscaペン」が同梱 coscaペンの概要。JANコードを読み込んで、関連サイトを表示できる機能も持つ

各カードには固有のシリアルコードが割り振られている
 勝利条件は、対戦相手の母艦を撃沈させること。プレイヤーは自軍の母艦から右舷/中央/左舷ルートに対してモビルスーツを出撃させ、対戦相手の母艦を目指していく。なお、モビルスーツの出撃には時間経過とともに貯まる「CP(コストポイント)」を消費する必要があり、CPが高いモビルスーツの出撃には時間を要する場合もある。

 また、各カードには個別のシリアルコードが割り振られ、ゲームサーバー上で全番号およびユーザーが登録したカード番号が管理される。このため、同一番号での重複登録には対応しないが、友人に譲渡した場合などのシーンを想定してシリアルコードを削除できる機能も用意する。なお、シリアルコードの登録はcoscaペンのほか、キーボードによる番号入力にも対応する。

 ゲームプレイに応じて、プレイヤーの階級が上がり、准将~大将クラスでは「ホワイトベース」などが母艦として与えられる。また、各カードには熟練度が設けられ、熟練度に応じて特殊能力が付与されるほか、特別配備モビルスーツの支給など行われる。

 推奨動作環境は、Windows Vista SP1以降/XP SP3以降で、WebブラウザとしてInternet Explorer 6以降が必要。また、3Dバトルの描画にはグラフィックボードが必要になるが、IEとFlash Playerで動作できる「Flash(簡易)版」も用意する。


ゲームプレイを通じてレアカードも入手可能 ゲームモードは複数用意する 公式イベントを毎日実施するなど積極的に展開する

カードダス課金で「次世代型カードビジネス」の創造を

 バンダイ カード事業部で、データカードダスチームのリーダーを務める上床威一郎氏は、「カード事業部では、デジタルとカードの融合の中で、データカードダスやアーケード向け筐体の開発を進めてきた」と説明。ネットカードダスは、バンダイ社内で実施される「話題商品コンテスト」に入選して開発が進められており、「全社を挙げて支援をもらっている」とした。

 ゲームの運営は、カード販売のみでビジネスモデルを構築する「カードダス課金」を採用。ゲームプレイ自体で課金は行われないため、誰でも気軽にプレイできる点のほか、実際にカードを手にできるためコレクション性も高められるメリットを挙げ、「次世代型カードビジネスの創出を目指したい」と述べた。


バンダイの上床氏 カードの販売利益をもとにサービス運営を進める

ナレーションを担当した福井裕佳梨。上床氏によれば、秋葉原にある「東京アニメセンター」のパンフレット表紙を見て「直感的に起用を決めた」という
 ポータルサイトには現時点で月間800万のアクセスがあるといい、事前登録ユーザー数は約2万人。ユーザー内訳は20代~30代の割合が高いが、今後は大学生以下の未成年ユーザーの獲得を目指した展開も実施し、「将来的にはより多くの人にプレイして貰えれば」と抱負を語った。

 ネットカードダス自体は、第2弾以降のタイトルも企画するほか、「ガンダムクロニクルバトライン」でも追加ブースターパックの販売も準備し、ガンダムシリーズ作品を網羅したい考えという。

 なお、本作ナレーションはOVA「トップをねらえ2!」のノノ役などで知られる福井裕佳梨を起用。今年に入ってゲーム機を多数購入し、多くのゲームを楽しんでいるという福井は、発表会で「ガンダムクロニクルバトライン」のプレイを実際に体験。担当者からのアドバイスを受けて勝利を目指したが、残念ながらゲームは敗北に終わった。福井は「負けましたが、とても熱い戦いができたと思う」とゲームを振り返っていた。


完成披露会では実際にゲームを体験 アドバイスを受けながら真剣な面持ちでデッキを作成していく

地上戦ながらソーラレイで敵モビルスーツを一時撃退するも残念ながら敗退した 「熱い戦いができた」と感想を述べる福井

関連情報

URL
  ネットカードダス ガンダムクロニクルバトライン
  http://www.battline.info/

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(村松健至)
2008/12/04 17:59


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