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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
イー・アクセス、AOL事業を分割。ポータル事業はAOLアジアに

 イー・アクセスは17日、米AOL LLCと日本市場でのAOLサービスに関する戦略的事業提携の再構築で合意したと発表した。

 イー・アクセスは、2004年7月にAOLジャパン(当時)からISP事業を譲受し、ネットワーク事業の1つとしてAOLブランドによるISP事業に参入した。一方、AOLでは世界規模で接続事業からポータル事業への事業構造の移行を進めており、日本市場においてもAOLブランドを活かしたポータル事業を展開すべく、イー・アクセスとの間で協議を行っていたという。

 その結果、今回の再構築に両社が合意。2009年1月末をもってAOL事業は接続事業とポータル事業に分割され、接続事業は、イー・アクセスがAOLブランドとしてサービスを継続する。一方、ポータル事業はAOL LLCの関連会社「AOL Asia Limited(AOLアジア)」が提供主体となり、イー・アクセスはAOLアジアが提供するポータルの運用支援を行うとしている。

 接続事業では、従来と同額の月額料金でサービスの利用が可能。また、国内ダイヤルアップ接続および海外ローミング接続サービスで、アクセスポイントと接続方法、料金体系が変更になる。

 AOL接続ソフトを利用した国内ダイヤルアップ/海外ローミング接続機能は、2009年2月をもって終了。ただし、同ソフトを利用したメールやWebブラウジング機能は無料化した上で提供を行うが、2009年3月1日以降はサポート対象外になる。

 AOLアジアが担当するポータル事業等では、2009年2月に従来の内容から全面リニューアルを予定。メールサービスは、3月1日から従来の「aol.com」メールが接続サービスと切り離されて、AOLアジアが無料で提供する。また、無料の「AOLフリーメール」も提供するという。

 加えて、IMソフト「AIM」の最新版、Webブラウザ向けツールバー「AOLツールバー」の提供も開始する。

 なお、現在提供するチャットやメッセージボード、AOLダイアリーは2009年1月末に、AOLモバイルメールは2月末をもって終了を予定する。このうち、AOLダイアリーに関しては、システム提供元であるGMOティーカップ・コミュニケーションの「AutoPage」への移行手続き案内が行われている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.eaccess.net/cgi-bin/press.cgi?id=829
  AOL
  http://www.jp.aol.com/
  AOLダイアリー サービス終了に関して
  http://diary.jp.aol.com/help/info/0902.html

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(村松健至)
2008/12/17 18:05


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