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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
国交省、ICカードで駅構内を通行できる「開かずの踏切」対策実験

2008年に実施した実証実験で使用した紙の「駅構内通行券」
 国土交通省は、「開かずの踏切」対策として、専用ICカードを使って駅構内を通り抜ける実証実験を2月9日より行う。ICカードを使用して同様の実験を行うのは今回が初だという。

 実験は、電車の運行本数が多い時間帯で遮断時間が40分以上となる「開かずの踏切」の交通の円滑化を図る目的で実施。駅の構内通路を踏み切りの迂回路として利用することで、安全性の向上や「イライラ感」の解消を目指す。ICカードの導入は、2008年に実施した同様の実験で「もっと手軽に」という要望があったためだという。

 対象駅と時間は、西武鉄道新宿線の都立家政駅で17時から19時、京阪電鉄京阪本線の枚方公園駅で7時から9時。なお、踏切が連続して閉じたままの時間は、都立家政駅で最大約4分、枚方公園駅で最大約11分。実験期間は2月9日から3月13日までとなる。

 実験では、駅構内通路利用者を対象に、アンケート調査や歩行者交通量調査を実施。実験用の駅構内通行券は改札前で無料配布するが、専用ICカードは事前の申し込みが必要となる。申し込みは、各駅に設置した専用受付で必要事項を記入すると、その場で貸し出しが受けられる。ICカードは専用のカードリーダーにタッチすることで構内通路が通行可能となり、通常の改札は利用できない。返却は郵送となる。


都立家政駅の地図と実験イメージ

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URL
  プレスリリース(PDF)
  http://www.mlit.go.jp/common/000032099.pdf

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(村田奏子)
2009/02/02 18:15


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